フリーメイソンリー: その思想、人物、歴史 (中公新書 955)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121009555

作品紹介・あらすじ

世界で最も古く、最も大きな国際秘密結社フリーメイソンリーは、18世紀に啓蒙思想と結びつき急速に発展した。ヨーロッパ大陸では多くの場合反体制思想とその運動の発展、また多くの民主主義革命に決定的な、しかし隠れた役割を演じた。本書は1789年のフランス革命を軸にして、フリーメイソンリーがヨーロッパ諸王朝の推移興亡に、いかにして関わったかを哲学、神学、文芸、宗教、政治、歴史を総合して、実証的に検討する。

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 第三章まではフリーメイソンリーの思想、カトリック教会との関係、ドイツ啓蒙主義におけるフリーメイソンリーについて述べられ、とても興味深く、久しぶりに時間を忘れる感覚に浸ることができた。カトリック教会が徹底的に弾圧したフリーメイソンリーが哲学という学問に与えた影響は大きく、このように人類は進歩していくのかと感動してしまった。四章以降は人物とフリーメイソンの関係を述べていく形式なのだが、世界史に精通していなければ理解するにはシビアな内容であった。
    総合的には世界史、哲学の知識をこれでもかと要求している本であった(文系の方はすらすらと読んでしまうのかもしれない)。故に次はそういった知識を取り入れ、参照しつつガッツリ読む所存である。
    ………
    著者の名前をググっても出てこないのだが、まともな人なのだろうか。化け物のような経歴をお持ちであるようだが…色物な本であったら正直狼狽せざるを得ない。

  • フリーメーソンの特に歴史を中心に書かれている。またゲーテやモーツァルト、ナポレオンといった人物とフリーメーソンのかかわりについても書かれている。

  • それがなんなのか殆ど知らないところから
    世界史かじってるとちょっと見えてくる程度の理解

  • 主に近代のフリーメイソンの思想、人物、歴史とヨーロッパの諸王朝とメーソンの関係を書いた本。歴史の知識がないとつまらないかも知れない。私には歴史の知識なんぞ一個もない。

  • 中公新書の90年に出た本でする。イメージがなくても新書ですのでなんとなく分かりますね。ちょっと斜め読みしてみようかな、と。最近注目されたりしているでせう?ナショナル・トレジャーで最後に美味しい所取りしているメイソンのおじさんがしていた指輪がキラリン!と光る所面白かったですね。ああいう男物っぽい指輪これから流行るような気がいたしまする。アウトロウ;任侠の人とか好きそうなデザインのです。

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