- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121009661
作品紹介・あらすじ
著者は東北大学にあって輝かしい理工系の伝統を引き継ぎ、研究と教育の場で一貫して「創造」を実践し、夢を追い求めてきた。40年にわたる大学生活を締めくくるに当って人生を内省し、大学の抱える様々の危機-師弟関係の不毛、独創的研究の貧困等々を憂い、今や日本人の志向するところは権力・金力となり、男のロマンは喪失したと嘆く。そしてこれからの日本が世界に対して有する責任を果たすため、どう貢献すべきかを考える。
感想・レビュー・書評
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西澤先生がご自分の言葉で語られた本。先生の見識が滲み出ている。研究に対する意識は、納得するところ、共感するところあり、興味深かった。
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mmsn01-
【要約】
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【ノート】
・新書がベスト -
学生時代に読んだ本。古い本だけど、現在の研究職のひとは、このような考え方を知っておいても、いいかも。
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東北大名誉教授の西澤潤一先生のエッセイ集。
45年の教官生活を振り返りつつ現代(80年代後半)について考察している第1部と、教員と学生の付き合い方、関係の変化について述べた第2部の2部からなっている。
1991年に出版された本だが、20年経った現在でも問題の本質が変わっていないな、という印象であった。
独創的な研究をするためのヒントや、個人的に自戒すべき内容が多くあり、考えさせられた。