人生にとって組織とはなにか (中公新書 985)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121009852

作品紹介・あらすじ

本書は、伝統的地縁・血縁社会から近代的"社縁"社会への転換のなか、を中心に組織の歴史をたどり、組織と組織人の諸相を分析、組織と人間のさわやかな関係を模索する。

感想・レビュー・書評

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  • 小売業から農業まで、産業のあらゆる分野で法人化が進み、多くの人びとが「組織人」として振舞うことを求められる時代にあって、組織の中で生きることの問題を論じた本です。

    基本的にはエッセイとみなすべきなのかもしれませんが、もう少し社会構造の変化についての詳しい考察がほしかったように思います。

  • [ 内容 ]
    本書は、伝統的地縁・血縁社会から近代的“社縁”社会への転換のなか、〈会社〉を中心に組織の歴史をたどり、組織と組織人の諸相を分析、組織と人間のさわやかな関係を模索する。

    [ 目次 ]
    序章 組織人のつぶやき
    第1章 社縁人間の誕生
    第2章 組織の時代
    第3章 建築としての組織
    第4章 組織人間の諸相
    第5章 不安の解析
    第6章 流動化する組織
    終章 人生にとって組織とはなにか

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    [ 参考となる書評 ]

  • 肩書きのない生活のほうがかっこいい。
    満足度5

  • 経営組織論の授業で紹介された参考文献。
    組織だとかシステムについて哲学するのが楽しくて、題名に惹かれて借りた。
    私が期待しているのとは違う内容だったと思う。自分の中で考えついていた意見ばかりで新しい示唆は何もなかったかな。
    20年前の本だから少し感覚がズレている気もした。

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著者プロフィール

加藤秀俊(かとう・ひでとし) 1930年東京生まれ。社会学博士。一橋大学(旧制)卒業。京都大学人文科学研究所助手、同教育学部助教授、学習院大学教授、放送大学教授、国立メディア開発センター所長、日本育英会会長などを歴任。現在、中部大学学術顧問、世界科学芸術アカデミー会員。 著書に、『加藤秀俊著作集』全12巻、『メディアの発生』『メディアの展開』(中央公論新社)など多数。

「2016年 『加藤秀俊社会学選集 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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