持統天皇と藤原不比等―日本古代史を規定した盟約 (中公新書)

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  • 中央公論社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121011923

作品紹介・あらすじ

686年9月、天武天皇が崩御する。〓野讃良皇后(後の持統天皇)は草壁皇太子の即位を保留し臨朝称制する。そして翌十月、大津皇子が謀叛の廉で処刑される。その裏には持統天皇の、天武嫡系の皇子による皇位継承をという強い意思があり、藤原不比等との間に盟約を結び協力体制を組む。不比等は何を意図して協力体制を組んだか。本書は盟約の内容と協力体制の歴史上の展開を追い、河内安宿に繋がる人脈を説き、古代史の謎を解く。

感想・レビュー・書評

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  • 藤原不比等と持統天皇の強い絆。もしかしたら不比等が天皇の落胤説は本当なのか?わざとそう思わせたのか?複雑に入り組んだ婚姻関係と同族の争い。子ども時代、亡命百済人達に養育された幼馴染が結束したのか?いろいろとドロドロで、まさにミステリーの要素満載で面白い。

  • 持統天皇が自らの子の皇位継承を実現するために藤原不比等と盟約を結んだこと、持統天皇、光明皇后、橘三千代がみな百済系渡来人の住む河内安宿で育ったこと、不比等も百済系氏族に育てられたことなどが書かれており勉強になるところもあった。しかし全体的に難しくて読みにくく、半分も理解できなかった。

  • 第二章持統天皇と藤原不比等の盟約
     B草壁皇太子の佩刀の役割

  • ウノノサララは河内国更荒(サララ)郡の鸕茲鳥野(ウノ)邑に基づくもので、百済系氏族「飛鳥戸造」のもとで養育されていたことが分かる。古代における重婚の例として天平十年(738)の石上乙麻呂と久米連若売の例がある。(万葉集6、1019〜1023) 

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