続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)

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  • 中央公論新社
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レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121012227

感想・レビュー・書評

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  • 経済学者・野口悠紀雄氏が、1993年のベストセラー『「超」整理法』の続編として、タイムマネジメントをテーマに1995年に発表したもの。
    発表後20余年を経過し、その間パソコンやスマホの普及により、情報管理ツールは格段に進歩したが、本書のテーマであるタイムマネジメントは依然として難題のひとつであり、本書の内容は今もって有効性を失っていない。
    著者によれば、タイムマネジメントには3つの要素があり、それは、①スケジューリング(持ち時間に仕事を割り振る)、②時間節約(無駄な時間をなくす)、③時間増大(使える時間を増やす)であるが、それらに関する様々なアイデア・技術が示されている。
    中でも、タイムマネジメントの基本となる「時間を見る技術」として考案された、折り畳み式のスケジュール表「超整理手帳」は、私も一時期愛用したが、非常に優れたツールであった。
    野口教授が本書でも引用している、セオドア・ルーズベルトの「知恵の九割は、時間について賢くなることである」は至言であるが、タイムマネジメントの重要性は高まりこそすれ下がることはない現代において、タイムマネジメントの古典として目を通す価値はあろう。

  • 第6章、7章あたりが少し参考になった。 「超」整理法と重複している章もあり。
    分類せず時系列でファイリングする「超」整理法はとっても参考になったけど、時間編はあまり目からウロコが落ちなかった。
    とりあえず、自覚している時間管理のズボラなところを直さないと何も
    語れないことが更に自覚できた。
    1.すごく面倒くさい(量的にも質的にも)大変な仕事
    2.超簡単すぎていつでもできる仕事
    このふたつを後回しにして、後回しにしてもあとで必ず片付けるのなら
    いいのだけれど、そのまま放置しがちになってしまう悪い癖を直さないと
    いけない。 期限があって、やらないと人に迷惑をかけるものはやるけど、
    人に迷惑がかからないものは放置しがち。。。
    時間管理法よりも、意識改革だ。

  • 日々効率的に仕事をするために心がけるべき点を教えてくれる。会議の目的については、大いに納得である。

    備忘録:
    ・「TO-DO」ボードの作成(p38)

    ・不確実なことをさきにやる(重要度が同じ場合)(p61)

    ・中断せずに仕上げて拙速原則を適用(p63)(拙速原則:完璧状態の8割。そうしなければ本当に重要なことに全力を集中できない。仕事を始める場合にも、「とにかく着手する」。仕事の全過程において最も難しいのは、「始める」ということ。また、思わぬアイディア、対極を見誤らないように、不確実性への対処という意味でも「寝かす」ことが有効。

    ・合理的な時間配分。限界効用の高い対象に資源を振る。(p80)

    ・「時間がないから文書で連絡」≠時間節約のために口頭(p136)
    うっかりミス、「いった・いわない」問題がなくなる。
    文書の出来具合で能力が評価可。
    書く過程でものごとを論理的に考えられる。

    ・会議の目的(p150)
    審議、つまり利害関係の調整と決定。
    ブレイン・ストーミング(文書では難しい)
    報告事項については、事前に書類を配り、質問だけを会議で受けるようにしたらよい。「会議時間の大部分が資料説明で費やされる」のは愚の骨頂。

    ・押し出しファイリング(p170)
    使った封筒は左端に入れる。
    最小単位でまとめる(捨てるのも容易)
    タイトルは日付さえ入っていれば良い。
    メモにも応用。(時間順にメモ)(時間順の記憶は比較的確か。)

    ・「知りたいことを聞き出すこつはこちらの言うことに異議を唱えさせることだ。」(シャーロックホームズ)(p199)

  • 処分する前にもう一読。
    改めて読んでびっくり。私の前の上司はこの本に書かれていたことを実践してたのではないかと思う。特にFAX活用法や一案件ごとに資料を封筒にいれるところなど。
    みんながメールを使うようになった今、FAX活用法はそのままメールに置き換えて使えるし、メールの方が使い勝手がいいけど、まだ電話が主流だったころにこれを提案したのはすごい。

  • 一応、過去のレビュー追加。
    というか、読みきれてないのがバレバレなんですけどね……。

    目次
    <blockquote>序章 時間との戦い
    第1章 時間を見る技術
    第2章 スケジューリングの技術
    第3章 連絡時間の無駄をなくす技術
    第4章 組織内コミュニケーション革命
    第5章 押出しファイリングと時間管理
    第6章 時間を増やす技術
    第7章 人間の認知・記憶能力とタイム・マネジメント
    終章 他人の時間を大事にしよう
    </blockquote>
    「超」整理法ブランドによる時間管理術。
    著者が学者さんなのか、文章はお世辞にも読みやすくは無いです。
    また、内容が若干古い。そこを参考にどうぞ。

    作者が言いたいことは最初に図示してある。
    時間の管理は

    ・持ち時間の割り振り
    ・時間の節約
    ・使用可能な時間の増加

    を行うことが大事だと。
    まあ、要は無駄な時間を減らして、使える時間を増やし、
    その時間をうまく割り振ればいいって……当たり前のことなんですけどね。
    その当たり前のことに対して、どのようにすればいいかというのを、あれこれ列挙してるわけです。

    その中で、学問的にこれはというのを紹介。

    <blockquote>「このように人間が空間との類推でしか時間を認識できないことからも、時間を目で見るという工夫が、本質的な意味を持っていることが分かる。」</blockquote>

    そう言われるとはっとする事だったりします。
    空間として認識しているから、普段の予定調整で何気なく時間をいじれる訳です。頭の中で展開しても平気なわけです。
    だからこそ、頭の外に出す方法に最適解がなかなか見つからないわけですが……。

    総じて、あまり今となっては薦められる本ではないけれど、古典として時間管理を勉強したい方におすすめします。

  • 105円購入2004-08-30

  • 2010/01/08

  • 超整理法の続編
    時間やタイムマネイジメントの技法を紹介している本
    この本も私は大学生の時に出会い、刺激を受けた1冊です。

    時間に追い回される現代人
    本当に大切なことに時間を確保するためにはどうすべきか?

    自分の求めていないタイミングでもかかってくる電話。
    有用なツールなのだが、うまく利用する方法は・・

    手帳を使い時間の見えるかを図る

    時間の使い方に一石を投じた作品

  • 野口氏の本家「超」シリーズ。整理法の観点で時間を扱う。
    1995年が初版であり、すでに時間を「見る」方法として「超」整理手帳というものが発売されているので、実際の運用に関してはコチラの方からアプローチした方が早いだろう。
    IT関係では少し古いものもあるが、仕事の進め方5原則などは現代でも十分有効である。

  • 読んでおいて損はない

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.( 経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学ファイナンス研究科教授などを経て、2017年9月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論。主著に『情報の経済理論』(日経経済図書文化賞)、『1940年体制』、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞、以上東洋経済新報社)、『バブルの経済学』(吉野作造賞、日本経済新聞社)、『ブロックチェーン革命』(大川出版賞、日本経済新聞出版社)など。
note:https://note.mu/yukionoguchi
Twitter:https://twitter.com/yukionoguchi10
野口悠紀雄online:https://www.noguchi.co.jp/

「2019年 『年金崩壊後を生き抜く「超」現役論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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