カストロ―民族主義と社会主義の狭間で (中公新書)

著者 :
  • 中央公論社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121012920

作品紹介・あらすじ

「人間の目が見た最も美しい島」と賞賛されたキューバは、スペインからの独立後も隣接する大国アメリカの絶えざる干渉、地政学的地位への関心ゆえに接近するソ連の狭間で揺れ動きつつ、社会正義と民族主義の理想を追求してきた。しかし、カリスマ的指導者カストロの独断、計画経済の構造的欠陥、野心的に過ぎた高福祉政策と国際主義の破綻により、経済は極度に逼迫し国民の希望は喪われつつある。社会主義の理想は生き残りうるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 社会主義経済の構造的欠陥、ソ連からの支援への依存、国力不相応の福祉政策や国際主義などによって、キューバの経済は危機的な状況にあったことが詳しく書かれている。
    カストロの無謀な人道的な国際主義は、自身の信念を貫くための自国の私物化とも思える。でも私欲に走らない政権の清廉さが、キューバが崩壊しなかった大きな要因であるとのこと。
    独裁者と評されるも、弱者に優しいカストロはずっと革命家だったのだなと感じた。
    その後、現実的政策をも模索していく。
    ゲバラがいてキューバが工業化していたらどうだっただろう。
    1996年の著。

  • 2017.7.23 読了

  • 共産主義として、偉い人たちもほとんど庶民と変わらぬ生活をしていたというところに感動した。時代が時代だった。もしもう少し遅い時期にカストロがいれば、成功してたのかな?

  • 4121012925 195p 1996・3・25 ?

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