身ぶりとしぐさの人類学―身体がしめす社会の記憶 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論社
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013118

作品紹介・あらすじ

人の身ぶりやしぐさはたいへん多様であるが、歴史にもまれながら形づくられてきた集団ごとの共通性もまた多い。ひとつひとつの動作、表情には長い社会的文化的経験が凝縮されているのである。しかし、そのように伝承されてきた無言の身体的知識は、情報化や技術革新の高波のなかで、今日、一挙に忘れ去られようとしている。本書は、世界各地で観察された身体伝承を記録し、その文脈を探り、変容の方向を示唆しようとする試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 35313

  • 身体がしめす社会の記憶とあるようにその国独特の身ぶりやしぐさの違いがおもしろかった。
    「世界のあいさつ」(長新太 作  野村雅一 監修  福音館書店)とあわせて読むとおもしろいとあり、なるほどそうだった。
    ただ、世界のあいさつから読むことをおススメする。

  • 読み出した途端やめられなくなった。めちゃくちゃ面白い
    女性がたちしょん!男性は座って?
    それが昭和30年代の大阪地方で??へーーというものからグイグイ引き込まれる
    兵役日本人訓練をしてまっすぐ歩ける率が上がったのか
    トルコ行進は右手と右足は一緒に?
    人前で握手もせず身体的接触はしないのに
    お風呂は混浴が当たり前
    不思議な文化だなあ
    西洋の文化に相手の腕を掴んで交渉するとか
    胸のボタン を掴んで話をするから
    何ダースもいるとか
    不思議だなあ
    確かにロシア人の女性は近い
    常に触れ合ってる
    親子がまるで恋人同士のようだ
    男同士でのキス、手をつなぐのがアラブ人
    目を凝視するのが常識
    知り合いほど距離を縮める
    中世のヨーロッパは椅子がなくって床に座ってたのか
    とうせんぼするのは
    日本人が背後に全くきがいかないこと
    スリに会うのも
    人とぶつかるのが当たり前だからかあ
    タイ人の高さに関する上下を意味するのは大きいのか
    椅子の良さよりも
    下の人間が自分よりも高い椅子に座っているとか
    かがんでものを拾うとか
    そういや昔の中国のドラマは高いところの椅子に
    座ってるなあ
    膝をついたまま上の人に背を向けずに下がる
    ドラマでよく出てくるけど
    昔の日本では当たり前だったよね
    したーにーって言って頭を下げたままにすること
    それをしなかったから生麦事件
    が起きたか。
    そうだよね
    目の前を歩くのは無礼だし
    背中を見せずに下がるのを躾けられた
    身体的接触はないが日本人は挨拶というもので
    他者に対しての気持ちを表す

    欧米のありがとうは
    日本人の中では他人行儀に思えるのか
    18世紀まで握手の習慣はなくひざまづくなどか
    身分による上下関係がなくなってきたことによるか
    へー
    20世紀に入ってから一般的になった
    アラブ人はもっと早くからやっていた習慣
    1994年にカルフォルニアで女性が職場でパンツを履くことを禁じてはならないって法令がでたなんてー
    女性は帽子をかぶらないのはぱんつのままで歩くのと一緒と思われていたとはー

    泣き女は結構世界各国でいたのか
    日本語の泣くには表現がたくさんあるんだ
    顔から読み取れるものはたくさんある
    アラブ人は目だけしかでてないからそれから
    読み取ろうとする。
    数々の人類学をわかりやすい解説で示してくれる入門書として
    最適

  • 全体としては冗長。テーマは秀逸で、主張/展開しようとしている内容も極めて興味深いだけに、ちょっと残念。いかにも「大学の先生が書きました」みたいな雰囲気で。でも、個人的には新しい視点を提供してもらった感がある。

  • [ 内容 ]
    人の身ぶりやしぐさはたいへん多様であるが、歴史にもまれながら形づくられてきた集団ごとの共通性もまた多い。
    ひとつひとつの動作、表情には長い社会的文化的経験が凝縮されているのである。
    しかし、そのように伝承されてきた無言の身体的知識は、情報化や技術革新の高波のなかで、今日、一挙に忘れ去られようとしている。
    本書は、世界各地で観察された身体伝承を記録し、その文脈を探り、変容の方向を示唆しようとする試みである。

    [ 目次 ]
    1 歩行とディスプレイ
    2 接触人間と非接触人間
    3 お辞儀と握手
    4 自己演技と表情
    5 ホンモノへのこだわり
    6 Vサインの図像学
    7 親指の主張
    8 しぐさの逸脱

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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  • 読了 1回(2009/08/21)

    手のしぐさにまつわる章が興味深かった。
    ただ、雑学レベル止まりなのかなとも思った。
    各章、それぞれもう少し掘り下げて欲しかった。

  • 9冊目です。

    本書は世界の身振りやしぐさを紹介した本です。しぐさや身振りというのは普段意識すること少ない物ですが
    それが世界でこれほど違うというの面白いものです。たとえば人と話すときの人と人の距離。日本などでは
    あまり近づいて話すことは少ないですがイスラム諸国などでは男同志といえど非常に近づいて話します。
    こんなことをもし日本でしようものなら「あいつらできているのでは・・!?」と勘違いされそうですね。
    これが私生活のような小さな場面ではよいかもしれませんが政治家などが来訪した場合にやらかすと大変なことになります。
    実際に日本にタイの国王が来日した時に問題が起きたようです。タイの国王が新幹線で移動しているときに
    SPが立ったまま警護していると国王が「私より高い位置にいるなどけしからん!」といったそうで日本人の感覚からすれば
    当たり前のことのように思えますがタイでは絶対にやってはいけないようで大変な反感をかったようです。
    他にも握手やVサインの仕方など国よってまったく違うようです。

    ただ、あくまでこれらは雑学的要素が強くそれらの行動に潜む心理学的、生理的背景はどうなのかということが
    全く述べられていません。それを期待して読んだ人にとってはかなりがっかりするような内容かと思われます。
    確かに知識としてこれらを学んでおくのは良いかもしれませんが学問的要素が薄いのでちょっとしこりが残ります。

    ですがその分読みやすいのですぐ読み終わると思います。






  • 雑学まとめた本。

  • 正しい姿勢を付けたいと思って読んだけど、見当違いだった。
    人類学、とくに手、指に着目して、
    地域によっての違いやその背景について教科書的な視点で語っている。

    本当に大学の教養の教科書みたいである意味懐かしい。

    内容的には興味が無かった。

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