生活者とはだれか: 自律的市民像の系譜 (中公新書 1323)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013231

作品紹介・あらすじ

1980年代末から、政治家の発言や企業広告の中に「生活者」という言葉が頻出しはじめる。それは瞬く間に時代のキーワードとして定着した。「非生活者」など存在しないにもかかわらず、なぜ「生活者」は人心を掴んだのか。本書は、三木清の生活文化論から戦後の消費社会論を経て「新しい社会運動」論へと半世紀余り使われてきた「生活者」という言葉に、個人の思いだけでなく、人びとが生きた時代の思いを読み解く試みである。

感想・レビュー・書評

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  • キーワードとしての生活者について論じている

  • [ 内容 ]
    1980年代末から、政治家の発言や企業広告の中に「生活者」という言葉が頻出しはじめる。
    それは瞬く間に時代のキーワードとして定着した。
    「非生活者」など存在しないにもかかわらず、なぜ「生活者」は人心を掴んだのか。
    本書は、三木清の生活文化論から戦後の消費社会論を経て「新しい社会運動」論へと半世紀余り使われてきた「生活者」という言葉に、個人の思いだけでなく、人びとが生きた時代の思いを読み解く試みである。

    [ 目次 ]
    プロローグ 生活者探しの旅へ
    第1章 ファシズム体制のもとで
    第2章 戦後の出発へ
    第3章 消費社会を行く
    第4章 「論」から「運動」の舞台へ
    もう一つのプロローグへ―生活者論をひらく

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著者プロフィール

東京家政学院大学長、お茶の水女子大学名誉教授

「2012年 『現代「生活者」論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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