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Amazon.co.jp ・本 (210ページ) / ISBN・EAN: 9784121013279
感想・レビュー・書評
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あとがきにあるように、昆虫全体を俯瞰できるような本が意外と無い。もともと、昆虫っていったいぜんたい何なの? という疑問を解消したいと思って、アマゾンで検索した結果見つけたのがこの本だった。たしかにこの本くらいしか無いのである。そういう意味で、大変貴重な本であり、概ね期待を満足することができた。
しかしながら、素人が読むには文字通り記述的過ぎる。筆者もそのことを理解していて図を多用したとのことであったが、それでも少ないくらいだと思う。また、図と言っても、昆虫のスケッチに限らず、例えば系統図とか、特徴をまとめて比較した表など、もっと用いるべきであった。昆虫の分類が体系化されていない (今なお流動的である) ことによる難しさはわかるが、示し方に工夫の余地はあるはずだと思う。
ただ残念なことに、これに続くような書籍は出ていないうえに、この本自体が絶版になっていると思われる (私はアマゾンのマーケットプレイスで、中古で購入した)。需要が無いのだろうか? 昆虫に限らず、例えばSDGs的な観点から生物の多様性といった分野にスポットがあたり、この手の書籍が見直されて充実することを期待したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分類的な立場から、昆虫類だけでなく、節足動物門全体の俯瞰に始まり、昆虫類の目(もく)の丁寧な解説にいたるまで、コンパクトによくまとめられていると思います。
すでに10年前の本ですが、この間にあった遺伝学的な知見を統合し、第二版がほしいなぁ、と思いました。
ニッチな本ですが、なかなかの良書です。 -
昆虫のを追いかけていたあの頃、読みたい本だった。大人になった今は、興味深いだけになっている。昆虫採集に熱中する子供にお勧めしたい。
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●固有の形態を完成させた現生昆虫、その進化の過程を系統関係から解説している。
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【要約】
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【ノート】
・新書がベスト -
昆虫の本は まずハズレがない。「昆虫ー驚異の微小脳」や「バッタをたおしにアフリカへ」など、猛烈に面白い本が多いが、その中でもbestの本でした。
昆虫の全ての目を、丁寧なイラストとともに、臆することなく専門用語をつかって説明しきった本で、
昆虫全体の進化の過程が目に浮かぶようでした。
同定厨も捗る本。 -
目のレベルで、地球上の全ての昆虫をコンパクトに解説した一冊。新書一冊とは言え、延々と各種の虫が紹介されるのは、忍耐の読書となったが、周囲に居過ぎで気づかない虫の存在や、意外な種が近縁だったりと、新鮮味もある。
地球上の生き物で、一大勢力をなした所以には、翅と口の進化・多様化に負うところが大きいという。古代のトンボのように四翅が上下するだけだったのが、後方に翅を畳むことで、体の保護や擬態が可能になる。一部の種は前翅を硬化させて鎧をつくり、別のグループは、華やかな鱗粉をまとい異性を(人間をも)魅了する。何とも素晴らしいダイバーシティではないか。 -
手軽に持ち運びができ、いろいろな昆虫のことが簡潔に記載されていて、本当に便利です。
昆虫のエッセイや、観察記録の本を読む時、必ずその傍らにある本。
著者プロフィール
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