トリマルキオの饗宴―逸楽と飽食のローマ文化 (中公新書)

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  • 中央公論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013521

作品紹介・あらすじ

「トリマルキオの饗宴」とは古代風刺小説の金字塔といわれる『サチュリコン』の一部であり、作者は、ネロの背徳の指南番というべき通人ペトロニウスとされている。この時代、ローマは平和と繁栄の只中にあり、市民は拝金主義、逸楽、飽食に浸っていた。「トリマルキオ」はこの時代精神を最も良く体現する作品である。本書は厖大な文献、考古・美術資料、諸研究を駆使して、社会、生活、文化を再構築する、刺激的なテキスト解読の試みである。

感想・レビュー・書評

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    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99635313

  • 『トリマルキオの饗宴』とは、歴代の古代ローマ皇帝の中でも悪名高いネロ帝の背徳の指南役とも言われるペテロニウスが著した『サテュリコン』という小説の一部分です。エンコルピウスなる人物が地方の有力者であるトリマルキオに食事に招かれ、そこで経験したさまざまな贅沢を紹介していくという形式となっています。そこには各地からもたらされた食品や、開く天井など様々なものが紹介されてますが、これらは当時のローマの交易範囲や建築技術などを反映しており、歴史史料としても非常に有益な書物です。先頃、塩野七生女史の『ローマ人の物語』が完結しましたが、(女史もこの本を参考にしていることは間違いないでしょうが)そこにはないローマ人の別の顔を見ることができること受けあいの本であると思います。この『トリマルキオの饗宴』を研究した人が書いたさまざまな絵も記載されており、視覚的にも楽しめる本です。

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著者プロフィール

1944年大連生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。同大学院入学。文学博士。東京大学教授、国立西洋美術館館長、文化庁長官などを経て、現在、日本学士院会員、東京大学名誉教授、山梨県立美術館館長。著書に『古代都市ローマ』『皇帝たちの都ローマ』『逸楽と飽食の古代ローマ』『文化立国論』など。本シリーズ編集委員。

「2019年 『興亡の世界史 人類はどこへ行くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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