ワスプ(WASP)―アメリカン・エリートはどうつくられるか (中公新書)

著者 :
  • 中央公論社
3.21
  • (2)
  • (6)
  • (13)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 91
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014351

作品紹介・あらすじ

十九世紀後半以降、アメリカへ流入するさまざまな民族や宗教から自らを差別化していった「最古のアメリカ人」たちは、自らの誇りをどう保ってきたのか。文化多元主義が主流となりゆくなか、ワスプはユダヤ系やカトリック、有色人種らに権益を分かつ一方で、ワスプ右派からの圧力にも対処しなければならなかった。本書は、四面楚歌の状況のなかでのワスプの生活と心理を探り、彼らの行動の哲学は何なのかを分析する試みである。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新書文庫

  • [ 内容 ]
    十九世紀後半以降、アメリカへ流入するさまざまな民族や宗教から自らを差別化していった「最古のアメリカ人」たちは、自らの誇りをどう保ってきたのか。
    文化多元主義が主流となりゆくなか、ワスプはユダヤ系やカトリック、有色人種らに権益を分かつ一方で、ワスプ右派からの圧力にも対処しなければならなかった。
    本書は、四面楚歌の状況のなかでのワスプの生活と心理を探り、彼らの行動の哲学は何なのかを分析する試みである。

    [ 目次 ]
    第1章 ワスプとは何者か?
    第2章 ワスプ最後の降盛期1920年代
    第3章 女王である母が君臨するワスプ家庭
    第4章 後継者養成のカリキュラム
    第5章 ワスプ男性の支配力の源泉、クラブ
    第6章 ブッシュは監督派の大統領の十一代目
    第7章 病めるワスプ
    第8章 改革されたワスプ文化、その現状と未来

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 米国の支配者階級、上流階級であるWhite, Anglo Saxon, Protestant (WASP)の勃興と衰退、変遷の物語。
    19世紀に支配者としての地位を固め、Private SchoolからHarvard, Yale, Princetonに入り、Wall街でキャリアを積んだ後Washington DCで国を動かす仕組みを構築した。しかし、大恐慌を通じて新興の他の白人系マイノリティを抱き込まざるを得ぬ事態となり、さらにIrish CatholicのJFKが大統領となることも認めざるを得なくなる。
    支配者としての誇りと高潔さ、それを次世代に伝承していくシステム、特に母の果たす役割など、興味深い話しが満載。
    英国で差別されていた人々が新大陸で同様のシステムを構築し差別する側に回る、差別された側も何とかしてその仲間に入ろうと頑張る歴史が興味深い。

  • 2009/07/07読了。

    後半ワスプが如何に心を病み、その原因が何であるかという精神分析が登場するのだが、どうもゴシップっぽくて気になった。
    上流階級の悲哀を笑うのは、楽しいことだし、ワスプのノブレスオブリージュ素晴らしい!と賛美する本よりよっぽど人間味があり批判的精神に富んでいるのだとは思うのだけど、少数の人の精神分析を取り出して、ワスプの病巣のように扱うのは、それで良いのかな〜とも思う。
    もう少し、アメリカの社会の中でどういう力を振るっているのかという点もみたいと思った。

  • 使える新書21世紀の論点編

    08年12月27日17時20分58秒より更新

    図書館で借りた。

    途中からは、自分の知識のなさからか、読んでいてつまらなかった。最初の2章くらいしか読んでいない

    うーん。。本当に読めない。自分には難しすぎた。理解できない自分が悔しい。これは俺が悪いのか著者が悪いのか。

  • とにかく読みにくい。事実や史実がふんだんに書かれているのだが、結局ポイントが書かれていなかったりする。研究などで引用に使うなら良い書なのかもしれないが、一般向けには知りたいことに答えてくれないので他の本を読んだ方がいいと思う。多用されている英語のカタカナ表記も混同を招く。

  • やはり色は白だよな。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1936年愛媛県生まれ。明治大学名誉教授。日本翻訳家協会評議員、日本ポップカルチャー学会顧問、日本ペンクラブ会員(元理事、元国際委員長)。著書に、『ワスプ(WASP)――アメリカン・エリートはどうつくられるか』(中公新書)、『ブッシュ家とケネディ家』(朝日選書)、『なぜアメリカ大統領は戦争をしたがるのか?』(アスキー新書)、『誰がオバマを大統領に選んだのか』(NTT出版)、『オバマ・ショック』(町山智浩との共著、集英社新書)、『アメリカ合衆国の異端児たち』『大英帝国の異端児たち』(共に日経プレミアシリーズ)、『ジョージ・ソロス伝』(李白社、発売元ビジネス社)、『大統領選からアメリカを知るための57章』『ニューヨークからアメリカを知るための76章』『カリフォルニアからアメリカを知るための54章』『オバマ 「黒人大統領」を救世主と仰いだアメリカ』『アメリカを動かすスコッチ=アイリッシュ――21人の大統領と「茶会派」を生みだした民族集団』(いずれも明石書店)ほか。訳書に、『ヴィジュアル・ヒストリー アメリカ――植民地時代から覇権国家の未来まで』(アレン・ワインスタインほか著、東洋書林)、『白人の歴史』(ネル・アーヴィン・ペインター著、東洋書林)『リンカーン――うつ病を糧に偉大さを鍛え上げた大統領』(ジョシュア・ウルフ・シェンク著、明石書店)ほか。

「2015年 『映画で読み解く現代アメリカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

越智道雄の作品

ワスプ(WASP)―アメリカン・エリートはどうつくられるか (中公新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×