日本のイメージ: 韓国人の日本観 (中公新書 1439)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014399

作品紹介・あらすじ

多くの日本人には韓国人が今なお日本を怨嗟の目で見つめているかのような思いがある。しかし解放後の韓国においては、隣国に対する愛よりは憎悪の表出の方が容易であったのは事実であるが、このことはもう一つの感情や態度の存在を否定するものではない。本書は韓国人の日本に対する否定的な眺めや肯定的な眺めが韓国人の心の中にどのように共存し、どのように変化しているのかを多様な引用とともに明らかにしようとするものである。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    多くの日本人には韓国人が今なお日本を怨嗟の目で見つめているかのような思いがある。
    しかし解放後の韓国においては、隣国に対する愛よりは憎悪の表出の方が容易であったのは事実であるが、このことはもう一つの感情や態度の存在を否定するものではない。
    本書は韓国人の日本に対する否定的な眺めや肯定的な眺めが韓国人の心の中にどのように共存し、どのように変化しているのかを多様な引用とともに明らかにしようとするものである。

    [ 目次 ]
    序章 日本とは何か
    第1章 世論調査の結果
    第2章 世代の裂け目
    第3章 眺め合いの軌跡
    第4章 蔑視と懐疑
    第5章 もう一つの眺め
    第6章 敬意と賞賛
    終章 反日主義のゆくえ

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    [ 参考となる書評 ]

  • 資料の引用とイメージの変遷を時期を分けてまとめた本。10年以上の前の本だから、韓流ブームやインターネットなんかが発達した今はどんな状態と見られているんだろう。相互理解が進んだと言えるのだろうか。

  • あー、そうなんだー って感じでした。

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著者プロフィール

鄭 大均(てい・たいきん):1948年岩手県生まれ。韓国系日本人。専攻は日韓関係論、在日外国人。立教大学、UCLA で学び、81年から95年まで韓国の啓明大学校外国学大学等で教鞭をとる。現在は東京都立大学名誉教授。著書に『増補版 韓国のイメージ』『日本のイメージ』『在日の耐えられない軽さ』(いずれも中公新書)、『在日・強制連行の神話』(文春新書)、『韓国のナショナリズム』(岩波現代文庫)、『韓国が「反日」をやめる日は来るのか』(新人物往来社)、『日韓併合期ベストエッセイ集』(編書、ちくま文庫)などがある。

「2023年 『隣国の発見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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