「超」整理法〈3〉 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 541
感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014825

作品紹介・あらすじ

情報が溢れる現在、それを捨てるノウハウの必要性がますます高まっている。本書は、この難問に対して、「バッファー」という斬新な解決策を提案する。これは「とりあえず捨てる」仕組みだ。「超」整理法で溜まった書類を、封筒や「バッファー・ボックス」を用いて徐々に捨ててゆくための具体的な方法を解説する。また、パソコンの検索機能を活用した強力な情報管理法についても述べる。書類洪水に悩む人への福音となるはずだ。

感想・レビュー・書評

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  • 「超」整理法〈3〉 (中公新書) 新書 – 1999/6/1

    使う為に保存するので無く、捨てる為に保存する
    2017年12月13日記述

    野口悠紀雄氏による著作。
    1999年6月25日初版。

    超整理法3 とりあえず捨てる技術。
    タイトルにあるように書類や雑誌などの紙ベースの情報を捨てるノウハウを述べている。

    1960年代、1970年代と比べ、現在はコピー機も増え
    流入する紙情報は拡大する一方であり
    収納場所の不足、不要書類が多いと必要なものが見つからない、精神衛生上良くない等の理由で合理的に捨てる方法が必要である。
    ただ情報は急遽必要になったりする可能性があり
    安易に捨てられない。
    食品と違い腐ったりしないので滞留しやすい。
    (これまでの時代は流入する量が少ない為に特別なノウハウは必要無かった)

    *本書発表が1999年なので2017年の現在では紙ベースで
    入ってくる情報量も減っていると思う。
    新聞電子化しかり電子書籍しかり。
    それでもゼロになった訳ではないので本書は参考になる。

    本書の肝を一言で言えばバッファーと呼ばれる仮ゴミ箱に紙情報を溜め込んでおけというものだ。
    埃をかぶったりするので丈夫なダンボール箱等に入れておく。
    バッファーとは感覚としてはWindowsのゴミ箱(必要があれば取り出せる)なのだという。

    今であれば捨てて良いものはそのままバッファー(仮ゴミ箱)に入れ取り出す可能性が高そうなものはPDFを作っておくなどが考えられるだろう。
    もう一つはなるだけ電子メールやPDFなどの電子情報で
    受け取るように変えていく事であろう。
    PDF化も量が多いと物理的な時間が無くなってしまう。

    参考になった部分を紹介したい。

    受け入れバッファーに要求される条件として
    「見えていること、すぐにアクセスできること」
    とりあえず収納したものや作業中のものは、常に見えていなければならない。
    見えないと、処理を忘れる。

    部分的な処理が重要なのは、日常生活の中で行えることだ。
    それによって、状況は「少し」変わる。
    ほんの少しであっても、変わることが重要なのだ。
    それを続けていけば、部屋の様子はいつか一変するだろう。

    「1つの目的をもった行為は、いつか効果を生む。毎日欠かさず続けていれば世界はいつか変わる。必ず変わる。変わらぬわけにはゆかぬ」
    *ただし、そのためには、正しい方向に向かっていなければならない。
    緩慢な動きを正しい向きに維持するのは、容易なことではない。
     映画「サクリファイス」アンドレイ・タルコフスキイ監督

  • うまく情報を捨てるために、「とりあえず情報を捨てる」仕組みを構築することを説いた本。
    『「超」整理法』シリーズの第3弾。

    モノや情報を捨てる際に困ること。それは「これはまだ使うかもしれない」という迷いです。
    この迷いをなくすには「とりあえず捨てる」コーナーを作って、そこに入れておくことです。ある程度の時間を経て、本当に不要だと分かれば廃棄すればいいのです。

    本書では「バッファー(緩衝)」をキーワードに、集めた情報をうまく管理できるよう「捨てる」仕組みの作り方を解説しています。

  • 図書館で借りた。隔世の感あり

  • 350円購入2004-10-29

  • 【要約】
    ・「捨てる」対象は「フローな仕事」で、バッファーという概念が必要。

    【ノート】
    ・自分としては、それほど得るところが多いものではなかった。パソコンに関する記述については10年以上前の執筆なので、時代遅れな部分があるのは仕方がないとしても。

  • 1999年刊行。著者は東京大学教授。

     本書は捨てる方法論を検討した書である。確かに、20年近く前の書なので、PC等使えない情報もあるが、現代風にブラッシュアップすれば使える。
     特に、書籍、新聞などの、紙媒体文書、あるいは紙媒体情報の管理を中核業務とする人には、今もって色あせない価値がある。

  • 1999年の本だから仕方がないが、紙の情報をいかに整理するかという話が中心で、今の世の中にはあまりフィットしていないのが残念。

  • バッファーによるものや情報の整理指南

    日々増えていく書類や情報をどう整理していくかについて書かれている。
    使わなくなり、捨てる順位の上がったものを退避領域(バッファー)に格納して、隔離することをメインとしている。
    これにより、普段の作業の邪魔をせず、必要なときにアクセスできるという安心感も確保できる。

    その他、こうした退避領域としての収納についても紹介している。個人的には、サンプルボックスや文房具入れに興味を持った。
    「超」整理法に比べればインパクトはかけるが、薄くて読みやすかった。

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著者プロフィール

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。
著書に『情報の経済理論』(日経経済図書文化賞)、『1940年体制―さらば戦時経済』、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞)(以上、東洋経済新報社)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、『仮想通貨革命』(ダイヤモンド社)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版社:大川出版賞)など。近著に『中国が世界を攪乱する』(東洋経済新報社)、『経験なき経済危機』(ダイヤモンド社)、『書くことについて』(角川新書)、『リープフロッグ逆転勝ちの経済学』(文春新書)、『「超」英語独学法』(NHK出版)などがある。

「2021年 『入門 米中経済戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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