パスカルの隠し絵―実験記述にひそむ謎 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015105

作品紹介・あらすじ

「人間は考える葦である」という言葉で有名な『パンセ』の作者パスカルは、天才的数学者、厳密な実験物理学者としても知られている。とりわけ十七世紀までヨーロッパ自然学の大前提であった"真空不可能"説を打ち破る大実験を行い、ゆるぎない理論を提出したことで名高い。しかしそこには、謎めいた印象が否めない。パスカルは本当に実験したのか。彼の物理論文には、『パンセ』と同じ文学作品としてのしかけを読みとるべきではないのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  実験科学者パスカル。パスカルは、その論文に未来時制の動詞を多用する。信じられている風船実験も、実施時期は不可解だし証言の信憑性は低い。確かにパスカルは、真空実験に触発され水銀の高さを観察し六年の歳月を費やして論文を発表した。嘘をついているわけではない。我々が勝手にパスカルを、実験を重ね理論を立てる実験科学者だと思いこんでいるだけだ。

  • 新書文庫

全2件中 1 - 2件を表示

パスカルの隠し絵―実験記述にひそむ謎 (中公新書)のその他の作品

小柳公代の作品

パスカルの隠し絵―実験記述にひそむ謎 (中公新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする