老いはこうしてつくられる: こころとからだの加齢変化 (中公新書 1518)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015181

感想・レビュー・書評

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  • 楽しいという感覚が年代によってなくなるという事はなく、その表現が違ってくるという事。
    期限切れでギブアップ本。

  • [ 内容 ]
    またげると思ったバーが越えられない。
    痛みを表現する適当なことばが見つからない。
    このようなとき、人は老いを自覚する。
    しかし同じ年齢でも気力の充実した人もいれば、見るからに老いを感じさせる人もいる。
    このような個人差はなぜ出てくるのだろうか。
    本書は、からだの老化がいかにしてこころの老いを導くのかを独創的発想による実験で具体的に考察しながら、人々がからだの老化を受容し、こころの老いを防ぐ方法を展望する。

    [ 目次 ]
    はじめに 寝たきり老人の調査から
    第1章 脚の衰えとアフォーダンスの知覚
    第2章 痛みをどう表現するか
    第3章 高齢者は感情に乏しいか?
    第4章 年寄り扱いのはじまり
    第5章 将来への悲観がはじまるとき
    第6章 高齢者心理は誤解されている

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 体の変化のスピードに頭がついていけなくて、思ったよりも足が上がらないからつまづくし、思ってるよりほほが動いてないから無表情に見える。
    読んだときはわからなかったことが最近ちょっとわかってきちゃったよ……

  • 正高信男の老いはこうしてつくられる こころとからだの加齢変化を読みました。加齢により身体の機能が鈍くなってくることにより、老いが形成されていく過程が分析されています。身体の機能が鈍くなることだけが老いの原因ではなく、老人に対する周囲の対応のしかたが老いを早めている可能性が説明されています。昔の老人がどのように扱われていたか、そして世の中の常識が変わってしまった後に老人はどのようにすごしていくべきかが議論されています。もうすぐ自分のこととして実感することになるんですねえ。

著者プロフィール

1954年大阪生まれ。専門は、ヒトを含めた霊長類のコミュニケーションの研究。
1983年 大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了
現 在 京都大学霊長類研究所教授

[主著]
ケータイを持ったサル 中央公論新社 2003年
音楽を愛でるサル 中央公論新社 2014年
自閉症の世界(共訳) 講談社 2017年

「2019年 『ニューロダイバーシティと発達障害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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