アジア型経済システム: グローバリズムに抗して (中公新書 1555)
- 中央公論新社 (2000年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121015556
作品紹介・あらすじ
アメリカ主導のグローバリズムが冷戦後の世界を席巻している。この思想を体現するIMFは、経済危機に瀕した国々に緊縮財政や構造改革の実現を厳しく迫った。だが、アジアに対してこの処方箋は有効だったのか。19世紀以来の歴史をみても、ヨーロッパが押しつけた自由主義モデルは、アジアに必ずしもなじんでいない。アジア経済が本来もつダイナミズムを積極的に評価し、新たな地域経済システムのあり方を考える。
感想・レビュー・書評
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学生時代
原先生からの面接試験での質問は思い出だな。
研究テーマを進めるだけの能力がなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アジア型経済システムの、特に華人の経済システムを振り返るのに良い本。未だまとめ中だが、西洋型経済思念(→システム)とは別物としてアジア型経済システムを認識させてくれる。
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マルクスにしろ新古典派自由主義にしろ、進歩=前提としており、過程から謝っているとする。
アジア方経済は西欧型経済と根本的に異なる。 -
久々に読むのが大変だった。
なんでこうアカデミックな文章を書く人は形容詞をたくさんつけがたるんだろうか。
英語のへたくそな訳みたいです。
ただまあ、それ以上に内容がちょっと難しかった。
もうあまり覚えていないけど
自由資本主義は欧米での成り立ちを前提に作られていて、
そういった前提を踏まえてIMFはアジア各国に構造改革を求めているけど
アジア各国の歴史や市場の発展を踏まえれば小さな政府を志向しなくても
十分に経済発展を促す事が可能な経済システムが作れますよって話だったかな。