飛鳥-水の王朝 (中公新書 1607)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016072

作品紹介・あらすじ

かつて日本の中心であった飛鳥の地は、いまだ多くの謎に包まれており、発掘調査には多くの関心が寄せられる。しかし新しい発見にばかり目が奪われ、飛鳥自体の意味がなおざりにされてはいないだろうか。著者は飛鳥を古代史の舞台としてだけでなく、「日本」が誕生した地と位置づける。本書を手に、独特の石敷や湧水施設など様々な解釈が入り乱れる遺構をたどるとき、今までとは異なる飛鳥の姿があなたの前に現れるはずだ。

感想・レビュー・書評

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  • 正直、よくわからなかった。
    というのも、この手の本はまず全体の構成を予想しながら読む癖があるんだけども、本書はそれが他の新書と比べて少し歪な気がして、内容に入り込むまでに時間がかかってしまった。それと、著者による主観的な憶測が多く、あまり参考にならない論の展開が多い印象を受けた。
    コンセプトとしては面白いように思えるかもしれないが、それが良好な結果を生んでいるのかといえば、首を傾げざるをえない。

  • CM2a

  • 飛鳥の遺跡と関わる人々。日本はここから始まっている。石と水。

  • 愛媛などを舞台とした作品です。

  • 某賞のきっかけであり、私の飛鳥ぐるいを決定付けた本

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著者プロフィール

1942年奈良県生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。追手門学院大学文学部助教授、奈良女子
大学文学部教授を経て、1995年4月、国際日本文化研究センター教授(2008年定年
退任)。現在、国際日本文化研究センター名誉教授・奈良県立図書情報館館長。
博士(文学・京都大学)。
受賞=濱田青陵賞、日本地理学会優秀賞、奈良新聞文化賞、古事記出版大賞。
著書=『地名の巨人 吉田東伍―大日本地名辞書の誕生―』(角川書店)、『古代
の風景へ』『古事記の奈良大和路』『古代天皇誌』(東方出版)、『平城京遷都』
『古事記の宇宙(コスモス)』『古代飛鳥を歩く』(中央公論新社)、『古代日本の
王権空間』『聖徳太子と斑鳩三寺』(吉川弘文館)、『こまやかな文明・日本』(N
TT出版)、『京都まちかど遺産めぐり』(ナカニシヤ出版)、『まほろばの国か
らⅠ』(豊住書店)、近著に『飛鳥の覇者』(文英堂)、など。

「2017年 『奈良・大和を愛したあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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