倫理の探索―聖書からのアプローチ (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016638

作品紹介・あらすじ

わたしたちの社会は、さまざまな倫理的難問に揺さぶられている。なぜ人を殺してはいけないのか。なぜ援助交際はいけないのか。行為の善悪に報いる神は存在するのか。本書はこうした難問に、旧新約聖書を軸に、ユダヤ・キリスト教思想、さらにギリシア哲学を読み解きながら答えようとした講演録である。人間にとって"象徴"がもつ意味を洗い直し、"超越"を通して現代に倫理を基礎づけようとする、喜びと安らぎへの語りかけ。

感想・レビュー・書評

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  • 旧約学者だった関根潤三の子息。現在東大文教授、倫理学・旧約聖書専攻の学者が書いた本です。善悪に報いる神は何処におられるのか?なぜ悪が栄えるのか?言うまでもなく、これが旧約ヨブ記、以来の神に関する謎であり、ファウスト、カラマーゾフへと続く問い掛けでもありました。また今、なぜキリスト教は信じ得るのか?なぜ信じられなくなったのか?無神論者はでは何を信じているのか?など講演で分かり易く語ったものの文章化したものです。分かり易いとは言いづらい内容ですが、知的な刺激にはなりました。しかし後半の、なぜ殺してはいけないのか?なぜ姦淫してはならないのか?なぜ援助交際がいけないのか?などを聖書的倫理学者の立場から語っている文章は実際的な話であるだけに、分かりづらいということは今ひとつ説得力に欠けるのではないかと思いました。

  • [ 内容 ]
    わたしたちの社会は、さまざまな倫理的難問に揺さぶられている。
    なぜ人を殺してはいけないのか。
    なぜ援助交際はいけないのか。
    行為の善悪に報いる神は存在するのか。
    本書はこうした難問に、旧新約聖書を軸に、ユダヤ・キリスト教思想、さらにギリシア哲学を読み解きながら答えようとした講演録である。
    人間にとって“象徴”がもつ意味を洗い直し、“超越”を通して現代に倫理を基礎づけようとする、喜びと安らぎへの語りかけ。

    [ 目次 ]
    第1章 善悪に報いる神は何処に―ユダヤ・キリスト教倫理の謎
    第2章 いま信じるとは―現代の中のキリスト教
    第3章 なぜ殺してはいけないか―命への驚き
    第4章 「姦淫するなかれ」と現代―聖書の性の捉え方
    第5章 「驚き」の復権―ギリシア・ヘブライ倫理の源泉を訪ねる

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