イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国 (中公新書)
- 中央公論新社 (2003年2月25日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784121016843
感想・レビュー・書評
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神保町の古本屋で見つけて一気読み!アヤソフィアがたどってきた数奇な運命、面白すぎました。
イスタンブールに行ってみたい、興味のある方おすすめ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イスタンブールに行きたくて様々な書籍を最近手にしているのだけれど、本書が一番、イスタンブールやトルコという国の歴史や文化についてわかりやすく、面白い内容だった。
タイトルの大聖堂というのは、イスタンブールの超有名観光スポットにもなっているアヤソフィアのこと。
もともとはキリスト教の教会として建設され、モスクに転用された、ということはガイドブックにも載っているし知っていたけれど、その変遷、紆余曲折がこんなにも面白いものだとは思わなかった。
ビザンティン帝国時代のコンスタンティノープルがどんな街だったのか、聖ソフィア聖堂はなぜ市民に焼かれたのか、そしてそれを建て直したときにどのようなことがあったのか。
運と能力があれば地方の農民でも皇帝になれたというビザンティン帝国のあり方、暗殺などきな臭い皇帝の交代劇、現在も残るモザイク画に多数残る謎。
当時のキリスト教では4回の結婚は獣のすることと言われ皇帝の地位にあってすら許されなかったことなど、へえ、という話が詰め込まれていて、興味深い。
そしてついに迫りくるオスマン・トルコの攻撃と、ビザンティン帝国の崩壊。
読み終えるころには、いっぱしのトルコの歴史通になったような気持ちになれる。 -
芸術や歴史、建築の観点で語られており、興味が湧いたが、知識の浅い私にとっては理解が難しかった。訪れたい気持ちは増した。
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聖ソフィア大聖堂の成りたちとその特異性を、歴史面、宗教面、芸術面で語る。なかなか分かりやすかったが、自分の関心の問題が。ビザンツ帝国はなかなか入り込めないところがあったので、断片的にだけでも知る機会になったかな。
13/12/1 -
キリスト教とイスラム教の要素が含まれる
不思議な大聖堂。
この大聖堂はオスマン・トルコ帝国の侵入により
キリスト教としての建造物の役割を
終えることとなりました。
確かにその後は寛容だったのですが
やはり宗教差というのは
なかなか溝が埋まらないもの。
そのために現在もそういった
確執は続いているのです。
もし人が、欲に駆られなかったら
こんなことも起きなかったと思うと…
建造物の内部には
多くの謎が未だに残されています。
人が生きた歴史、
本当に神秘的なものです。 -
著者のおしゃべりを聞いているように感じる本。モザイク画にまつわるエピソードと歴史の動きが語られる。モザイク画作成の経緯が推理小説のように解釈されてゆくのだなあとわかって面白い。
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トルコのもう一つの顔に引き続いてトルコ旅行の予習に買って見た本。しかし、アヤソフィア(聖ソフィア大聖堂)の来歴を辿りながら、ビザンツ帝国の歴史を眺めていくという本でそこまでトルコは関係なかったりした罠。まぁアヤソフィアを訪れるのが楽しみになったしよしとしよう
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行く前にぜひ。特に、意外と行くまで知られていないアヤソフィアについて学ぶべき。
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聖ソフィア大聖堂のモザイクを話題の中心にビザンティン帝国の歴史を描き出す本。痒いところにまで手が届き、優しくわかりやすく丁寧に解説してくれる。行き届いた親切さに勝手に、著者は女性だと思っていたが、男性である。新書の鏡のような良書。
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<a href="http://www.bk1.co.jp/product/02289947"><B>イスタンブールの大聖堂</B>モザイク画が語るビザンティン帝国</a><br>(中公新書 1684)<br> 2003.2<br><br><br>現在のイスタンブルに残るビザンティン時代の遺構を巡った後、<br>聖ソフィア大聖堂を中心に、建築様式やモザイクについて述べている。<br>ビザンティン帝国時代の話メインなので、カテゴリーは「地中海」で。<br><br>この時代のモザイクは、ローマ時代のそれに比べて<br>「レベルが落ちる」というのが定説だが<br>ここの聖ソフィア大聖堂やカーリエ博物館のそれは当てはまらないと思う。<br>また目立たないけど、ヒッポドロームの南にモザイク博物館があって<br>ビザンティン時代の大宮殿のモザイクが展示されてます。<br>お時間があれば是非訪れてみて下さい。ちっこくってカワイイ建物です。
著者プロフィール
浅野和生の作品
