ひとり旅は楽し (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
3.23
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本棚登録 : 141
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017420

作品紹介・あらすじ

ひとり旅が自由気ままと思うのは早計というもの。ハードな旅の「お伴」は、厳選された品々でなければならない。旅の名人はみな、独自のスタイルをもっている。山下清の下駄や寅さんの革トランクにしても、愛用するには立派なワケがあるのだ。疲れにくい歩き方や良い宿を見つけるコツから、温泉を楽しむ秘訣、さらには土産選びのヒントまで、達人ならではのノウハウが満載。こころの準備ができたら、さあ旅に出かけよう。

感想・レビュー・書評

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  • 一人旅の極意、ススメを説いた新書。結構面白かったです☆

  • ドイツ一人歩きの日本版である。みゃげは買わないがその土地での本は買う、というのはいいのかもしれない。
     最近はあげるための食べる土産物ばかりなので自分の楽しみがなくなってしまったような気がする。この原因は京都土産るいは京都おいしいものの本のせいかもしれない。
     論文には全く役立たず。

  • 池内紀 著「ひとり旅は楽し」、2004.4発行。仕事ではない気ままなひとり旅、いいですね。私はそんなに経験はないですが。著者は、手帳の巻末に「持って行くものリスト」を書いてるそうです。そして、別の頁には「いらなかったものリスト」を。旅の毎に持ち物を更新されてるんですね。私は仕事をしてた時は、国内旅行用は大きめのバッグに、海外旅行用にはサムソナイトに、いつも必要な物を入れてスタンバイさせていました。持ち物も歩き方も、旅のスタイルは人それぞれですね。これから、杖ではないステッキを相棒にしてみましょうかねw。

  • 池内さんの旅の指南書。
    家族もできて2人旅の楽しさも知りました。でも、ひとり旅もまた楽しんでゆきたい、そんなときの楽しみ方のさまざまなコツが書かれているなぁと感じた一冊です。日本の中にもまだまだ知らない楽しさがいっぱいあるな、とわくわくしました。
    奈良の正月堂や久米寺、西国三十三所など、いろいろなところに出かけたいな。

  • 「ひとり旅には手本がある。たとえば、若山牧水、山下清、寅さん・・(略)・・いずれも旅の名人である。それが証拠に、きちんと自分のスタイルを持っている・・(略)・・それぞれスタイルが決まっているのは、自分にぴったりのものを体験で学びとったせいである。厳しい条件の中で、一つまた一つとムダを省いた。

    ひとり旅が自由気ままと思うのは錯覚である。それはひときわきびしい生活条件を自分ひとりで引き受けること。一つたりともムダを道づれにはできないのだ。

    ・・・よそへ出かけたからといって、べつに新しいことがあるわけではない。変化はしていてもあたらしくないのだ。旅先だからこそ新鮮でえがたい冒険になる。新しさと冒険を自分でつくり出している。旅はするものではなく、つくるもの。旅の仕方でその人がわかる」

    そういう著者のひとり旅の世界を導いてくれる本である。
    読んでいてワクワクしたり、楽しい本ではないが、妙にこころが落ち着く本である。

  • 知り合いに池内紀をリコメンドされたので、試しに読んでみた。

    ひとり旅でどんなことを感じるのか、彼ならではの視点で記載されている。この視点が正しいかは分からないが、きっと参考にしてくれということなのだろう。

    ひとり旅をよくする身として、彼の視点に頷けるところもあるが、なんとなく対抗心が芽生えてしまっているのだろうか、うまく迎合できない自分がいる。
    なんでか考えてみると、彼の視点は日本史が支柱となって、そこでの史跡や風景で感じた独自の感想が埋め込まれているのだが、なんとなく各所に居るであろう人々の匂いがしない。私は、現地でざわついている人の息遣いが好きなので、それが足りないのが残念であった。

    もう少し大人になってから読むと、また違った感想になりそうな気もする。

  • エッセイです。

  • 共感できる点多し

  • 複数の旅も確かに面白い。
    だけれども、一人ぼっちの旅も
    また、面白いのです。

    ですが、楽しむためには
    自分の体は自分で守らなければなりません。
    特に山が絡む場合には要注意。

    この中で有用な部分は
    宿泊に関してのところ。
    なかなか気付きづらいですがよく考えれば
    そう感じるんですよね。

    こういう本はよいと思ったところを
    取り入れたほうが面白いはずです。

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著者プロフィール

池内紀(いけうち おさむ)
1940年11月25日 - 2019年8月30日
兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。神戸大学助教授、東京都立大学教授を経て、東京大学文学部教授を歴任。1996年の退官以降、翻訳・エッセイに注力。著書に『海山のあいだ』『見知らぬオトカム』『祭りの季節』『ことばの哲学』『恩地孝四郎』『消えた国 追われた人々』など。代表作となる訳書は『ファウスト』『カフカ短編集』『カフカ・コレクション』など。

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