物語 スペインの歴史 人物篇―エル・シドからガウディまで (中公新書)

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  • 中央公論新社
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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017505

作品紹介・あらすじ

国土回復のイスラム掃討戦で勇名を馳せた伝説の騎士エル・シド、皇帝カルロスの生母ながら幽閉の半世紀をすごした悲劇の女王フアナ、新大陸支配における同胞の悪行を告発した修道士ラス・カサス、不朽の名作『ドン・キホーテ』の著者セルバンテス、数多の傑作を描き残した宮廷画家ゴヤ、そして未完の聖堂サグラダ・ファミリアの建築家ガウディ。時代や出身地、活躍した分野もさまざまな六人の生涯を通して千年の歴史を描く。

感想・レビュー・書評

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  • (「BOOK」データベースより)
    国土回復のイスラム掃討戦で勇名を馳せた伝説の騎士エル・シド、皇帝カルロスの生母ながら幽閉の半世紀をすごした悲劇の女王フアナ、新大陸支配における同胞の悪行を告発した修道士ラス・カサス、不朽の名作『ドン・キホーテ』の著者セルバンテス、数多の傑作を描き残した宮廷画家ゴヤ、そして未完の聖堂サグラダ・ファミリアの建築家ガウディ。時代や出身地、活躍した分野もさまざまな六人の生涯を通して千年の歴史を描く。

  • 先日読んだ本の姉妹編。その本で足りなかった部分を補う意味も込めて、本書では人物の営みとその生きた時代の雰囲気を伝えることを意図としたそうです。
    『騎士エル・シド』『女王フアナ』『聖職者ラス・カサス』『作家セルバンテス』『画家ゴヤ』『建築家ガウディ』にしぼりました。

    ぜんぶ面白かったー『聖職者ラス・カサス』は、身につまされて辛かったけどーひとつだけ気軽に読んでみようかというかたには『作家セルバンテス』をお薦めします。

    姉妹篇で、ドン・キホーテ作者セルバンテスがレパント海戦で活躍、その後アルジェで5年間捕虜となる…など小説を超えた経験をしてきたことを知りました。
    この本では、なんと、殺人犯の容疑で調べられ、その記録が残っているのです!

    結局その事件は迷宮入りとなりますが、そのときの記録のおかげで、セルバンテスやその周囲のひとたち、当時のスペインの様子などが見えて、とても面白かったです。
    岩根圀和さんの本、ほかにも読んでみたいです。
    そしてスペインのことをもっともっと知りたくなりました。

  • 前著が血なまぐさい場面ばかりだったので人間の営みを伝えたいとまえがきにあるとおり、エル・シド、フアナ、ラス・カサス、セルバンテス、ゴヤ、ガウディをそれぞれ主人公として人生の岐路を語る。

  • Ⅰ 騎士エル・シッドの物語
    Ⅱ 女王フアナの物語
    Ⅲ 聖職者ラス・カサスの物語
    Ⅳ 作家セルバンテスの物語
    Ⅴ 画家ゴヤの物語
    Ⅵ 建築家ガウディの物語

  • スペインの歴史を知る上でのはじめの一歩として最適。ここから各々興味ある時代の本を選択できたらと思う。
    しかし、取り上げられたすべての人物が生きた時代それぞれがとても興味深い。個人的にはガウディを深読みしてみたいところ。

  • 全ての人生に宗教がかかわる、あまりにもヨーロッパ、あまりにも熱く深い

  • メモ

    レオン・カスティーリャ王アルフォンソ6世(在位1072ー1109)
    ロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール

  • 前作、物語 スペインの歴史を読了してから読むのが望ましい。

  • ある人物の物語として歴史を描いてる、という味付けが、好みの人にはアリかも。私には少しとっつきにくかったので★2つ。
    淡々と事実を並べられるよりストーリー仕立ての方がいい、という方にお勧め。

  • 読みやすくて助かります。コラムもよかった。

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著者プロフィール

いわね・くにかず Kunikazu iwane
1945年、兵庫県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了、
神奈川大学名誉教授。
著書に、
『贋作ドン・キホーテ  ラ・マンチャの男の偽者騒動 中公新書』
(中央公論社、1997年)、
『物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代 中公新書』
(中央公論新社、2002年)、
『物語 スペインの歴史 人物篇  エル・シドからガウディまで
 中公新書』(中央公論新社、2004年)、
『スペイン無敵艦隊の悲劇  イングランド遠征の果てに』
(彩流社、2015年)があり、
訳書等に、
『名誉の医師』(カルデロン・デ・ラ・バルカ 著、訳註、
 大学書林、 1982年)、
『サラメアの村長』(カルデロン・デ・ラ・バルカ 著、訳注、
 大学書林、1982年)、
『人生は夢』(カルデロン・デ・ラ・バルカ 著、訳注、
 大学書林、1985年)、
『セビーリャの色事師と石の招客』(ティルソ・デ・モリーナ 著、
 訳注、大学書林、1986年)、
『復讐なき罰』(ローペ・デ・ベガ 著、訳注、大学書林、1986年)、
『シドの青春時代』(ギリェン・デ・カストロ 著、訳注、
 大学書林、1987年)、
『疑わしき真実』(フアン・ルイス・デ・アラルコン 著、訳注、
 大学書林、1988年)、
『ヌマンシア』(ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ 著、
 訳注、大学書林、1990年)、
『赤い紙』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、1994年)、
『バロック演劇名作集  スペイン中世・黄金世紀文学7』
(牛島信明責任編集、共訳、国書刊行会、1994年)、
『贋作ドン・キホーテ〈上・下〉 ちくま文庫』
(アベリャネーダ 著、筑摩書房、1999年)、
『異端者』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2002年)、
『マリオとの五時間』
(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2004年)、
『La lengua de las mariposas 中級読み物 蝶の舌 詳細注釈付』
(共著、朝日出版社、2008年)、
『糸杉の影は長い』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2010年)、
『落ちた王子さま』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2011年)、
『新訳 ドン・キホーテ 【前編・後編】』
(セルバンテス 著、彩流社、2012年)、
『ラ・セレスティーナ  カリストとメリベアの悲喜劇』
(フェルナンド・デ・ロハス 著、アルファベータブックス、2015年)、
『アマディス・デ・ガウラ(上・下)』
(ガルシ・ロドリゲス・デ・モンタルボ 著、彩流社、2019年)、
『エスプランディアンの武勲  続 アマディス・デ・ガウラ』
(ガルシ・ロドリゲス・デ・モンタルボ 著、彩流社、2020年)、
等がある。

「2020年 『ドン・キホーテのスペイン社会史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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