ドキュメント検察官: 揺れ動く「正義」 (中公新書 1865)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018656

作品紹介・あらすじ

犯罪を捜査し、法と証拠に基づいて起訴し、裁判で真実を追求する検察官。政財官界の不正に鋭く切り込み、脚光を浴びることもあるが、活動の全貌は国民から見えにくい。検察官の日々の取り組みはどのようなものか。裁判員制度の実施、国境をまたぐ事件の増加など、時代の大きな変化に、検察はどう対応していこうとしているのか。時に世間の批判を受けながらも、「正義」の担い手として期待を集める検察官たちの実像を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB00155987

  • 検事を志すきっかけになった本(検事にはなれなかったが)。
    熱いし、涙が出た。こういう仕事がしたいと強く思った。司法試験目指して勉強が辛くなった時に何度も読み返した。
    法曹を目指す全ての人におすすめしたい本!
    てかこのシリーズは裁判官,検事,弁護士の法曹三者のものが出ているので、全て読むことを強く薦める。

  • 105円購入2011-06-12

  • 首都大学東京推薦図書

  • 読売新聞社が連載記事のために行った取材に基づく。
    そのため、体系的でも学術的でもなく、印象的なセリフの抜き書きが多い。
    直接なにか問題を提起するのではなく、検察官という職業の描写である。

    検察官は遺族感情によりそうべき(なのか?)
    国民感情を意識した裁判が行われるべき(なのか?)
    この本の中で暗に前提とされているような考え方には、違和感を感じた。

  • 検察官の人間としての情熱にもスポットをあてている。しかし、検察官は、被害者の代弁者にとどまらず公益の代表者ではなかったのか。

    九州大学
    ニックネーム:すず

  • 新聞文体というのが気になる。正直本としてまとめるほどかどうか。連載の加筆等なわけだが、もっと原理的なことについて専門家への取材もあって良い。まああるのだろうが、反映してくれ。

  • ドキュメント、というだけあって、当然この本の作者(というか著作責任者)の意見は含まれていないです。
    しかし、たくさんの取材を積み重ねてできた賜物であるということは伝わってきます。様々な検察官の話が紹介され、昔の有名な事件の主任検察からの話も掲載されています。
    検察官って、どういう職務なんだろう。
    検察官の下した判断に納得できない。
    そんな経験があった人には、答えが提示できるような本でした。

    ★★★☆☆

  • 法学部志望者必読。

  • これまでの「仕事が分かる本」では見えてこなかった検察官像、検察という組織が見えてくる本だった。
    裁判員制度を含む一連の司法改革によって、検察がどう変わろうとしているのか、またこれまで金丸信や隼君の事件を経てどのように変わってきたのか、は興味深かった。

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