- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121018700
作品紹介・あらすじ
クリームのような甘く濃厚な味といい馥郁たる香りといい、ドリアンこそ果物の王である。しかし、「鼻が曲がるほど臭い」「ビールと一緒に食べると死ぬ」等々、これほど誤解されている果物も珍しい。ドリアンの虜になった植物学者が、その魅力や種類を紹介。さらに、選び方から、羊羹やかき氷などドリアンの様々な食べ方、日本での育て方まで伝授するドリアン三昧の書。ドリアンついでに植物学のイロハも解説する。
感想・レビュー・書評
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臭いの強さが一人歩きしているアレの話。
仕事柄なにかと目にする機会が多い果物だが、意外と知らないことが多い。
ドリアンの歴史から栽培法まで、ドリアン好きにはたまらない話がてんこ盛りである。
作者の執念に脱帽。野生のドリアンを食べるために国立公園まで行かなくても・・
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ドリアンがとても食べたくなります。
バナナが庶民にも食べられる果物になり、また高級品となるなど、戦前戦後の果物の価値の変遷が興味深い。 -
新書文庫
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タイトル通り、あの果物「ドリアン」に関するあれこれを追いかけた1冊。
食べ方、選び方からはじまり、ドリアンを含む南国フルーツ類の歴史まで。
あの「匂い」の秘密についても、科学的に解説している。
わたし自身は、よく言われるような「耐えられない臭さ」というふうには感じていなかったが、「ガス臭い」とは思っていた。解説によれば、やはり「ガス臭い」成分が混じっているとのこと。「本当はどんな匂いが正解なのか?」と思っていたが、「ガス臭い」もある意味正しかったのだな。 -
何故、今ドリアンか――そんなことは突っ込まないで下さい。
食べてみたいんですよ一回くらいは。
そんな訳で新書です。
わざわざ新書でほぼフルカラードリアン尽くし。
とりあえず東名アジアに行きたくなる。