ドリアン-果物の王 カラー版 (中公新書 1870)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018700

作品紹介・あらすじ

クリームのような甘く濃厚な味といい馥郁たる香りといい、ドリアンこそ果物の王である。しかし、「鼻が曲がるほど臭い」「ビールと一緒に食べると死ぬ」等々、これほど誤解されている果物も珍しい。ドリアンの虜になった植物学者が、その魅力や種類を紹介。さらに、選び方から、羊羹やかき氷などドリアンの様々な食べ方、日本での育て方まで伝授するドリアン三昧の書。ドリアンついでに植物学のイロハも解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 臭いの強さが一人歩きしているアレの話。
    仕事柄なにかと目にする機会が多い果物だが、意外と知らないことが多い。

    ドリアンの歴史から栽培法まで、ドリアン好きにはたまらない話がてんこ盛りである。

    作者の執念に脱帽。野生のドリアンを食べるために国立公園まで行かなくても・・

  •  ドリアンがとても食べたくなります。
     バナナが庶民にも食べられる果物になり、また高級品となるなど、戦前戦後の果物の価値の変遷が興味深い。

  • 新書文庫

  • タイトル通り、あの果物「ドリアン」に関するあれこれを追いかけた1冊。
    食べ方、選び方からはじまり、ドリアンを含む南国フルーツ類の歴史まで。


    あの「匂い」の秘密についても、科学的に解説している。
    わたし自身は、よく言われるような「耐えられない臭さ」というふうには感じていなかったが、「ガス臭い」とは思っていた。解説によれば、やはり「ガス臭い」成分が混じっているとのこと。「本当はどんな匂いが正解なのか?」と思っていたが、「ガス臭い」もある意味正しかったのだな。

  • [ 内容 ]
    クリームのような甘く濃厚な味といい馥郁たる香りといい、ドリアンこそ果物の王である。
    しかし、「鼻が曲がるほど臭い」「ビールと一緒に食べると死ぬ」等々、これほど誤解されている果物も珍しい。
    ドリアンの虜になった植物学者が、その魅力や種類を紹介。
    さらに、選び方から、羊羹やかき氷などドリアンの様々な食べ方、日本での育て方まで伝授するドリアン三昧の書。
    ドリアンついでに植物学のイロハも解説する。

    [ 目次 ]
    1 おいしいドリアン
    2 ドリアンの植物学
    3 ドリアンのいろいろ
    4 ドリアンの果物史
    5 ドリアンのいろいろな食べ方
    6 ドリアンの栄養成分と香気成分

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    [ 参考となる書評 ]

  • 何故、今ドリアンか――そんなことは突っ込まないで下さい。
    食べてみたいんですよ一回くらいは。
    そんな訳で新書です。
    わざわざ新書でほぼフルカラードリアン尽くし。
    とりあえず東名アジアに行きたくなる。

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著者プロフィール

1964年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、博士(理学)。現職は東京大学大学院理学系研究科教授。岡崎統合バイオサイエンスセンターおよび放送大学客員教授も努める。おもな著書に、『漱石の白くない白百合』(文藝春秋)、『変わる植物学、広がる植物学』(東京大学出版会)、『スキマの植物図鑑』(中公新書)など。趣味は、植物に関するさまざまなこと、エッセイ書き、おいしいもの探索など。

「2018年 『多様な花が生まれる瞬間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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