インドネシア: 多民族国家という宿命 (中公新書 1876)
- 中央公論新社 (2006年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121018762
感想・レビュー・書評
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[建設という難業]豊富な人口と資源を背景に、強固な政治体制の下で経済成長の道に邁進している印象が持たれることの多いインドネシア。実は多民族・多言語からなるこの「若い」国家の達成と苦難を取材した作品です。著者は、時事通信社のジャカルタ支局に勤めた経験を有する水本達也。
「国家建設」「他民族」「イスラーム」という三本の柱を軸として、インドネシアをわかりやすくまとめた良作かと。経済というよりは政治や外交の視点が強く前面に出ていますので、もしその側面からインドネシアを知りたいと思う方にはうってつけの一冊ではないでしょうか。建国からおよそ70年を経る中で、インドネシアがダイナミックに移り変わってきたことがわかるのも本書の魅力の一つです。
〜それぞれの民族と社会集団は中央との距離や歴史的背景、文化、取り巻く政治社会環境によって全く異なった存在となっている。しかしそれでもインドネシアに暮らす人はみな等しく「インドネシア人」でなければならない。これこそが、「多様性のなかの統一」を実現するインドネシア共和国の為政者の存在原則と苦悩だった。〜
中東をいろいろと勉強した後にアジアに戻ってくると、いろいろと考えさせられることが多い☆5つ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本の紹介を授業でプレゼンします!
(追記)
しました!笑
本の紹介というより
インドネシアの紹介になっていまいましたが
プレゼンとしては成功
バワポとか使って本格的に
やるわけではなかった分
話し方とかに気を使った
ちなみに
大統領選挙はユドヨノ続投の流れ
一億七千万の有権者が投票する
世界最大の直接選挙