古代往還: 文化の普遍に出会う (中公新書 1949)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121019493

作品紹介・あらすじ

一篇の神話や伝説にはもちろんのこと、一首のうた、一つの言葉にも豊饒な物語があふれている。そこから伝わってくるものは、古今東西どこで生をうけていても不思議なほど似通った、人びとの喜びや悲しみ、想い、悩み。万葉集からギリシャ神話、ケルト神話まで自在に題材をとり、日本と世界、古代と現代をひとしく眺めるエッセイ八三篇。著者の目を通せば、数千年の隔たりも遠く離れた土地も、往き来は自在と気づかされる。

感想・レビュー・書評

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  • ひとつひとつが短いので
    ささっと読める
    洋の東西を問わず共通する
    伝説や神話
    人間根っこの所の直感は
    同じなんだな
    また伝わる時も
    思った以上に早く伝わる
    ちょっとした言葉に潜む
    過去の歴史
    面白いなぁと思う
    言ノ葉堂にて購入

  • [ 内容 ]
    一篇の神話や伝説にはもちろんのこと、一首のうた、一つの言葉にも豊饒な物語があふれている。
    そこから伝わってくるものは、古今東西どこで生をうけていても不思議なほど似通った、人びとの喜びや悲しみ、想い、悩み。
    万葉集からギリシャ神話、ケルト神話まで自在に題材をとり、日本と世界、古代と現代をひとしく眺めるエッセイ八三篇。
    著者の目を通せば、数千年の隔たりも遠く離れた土地も、往き来は自在と気づかされる。

    [ 目次 ]
    第1章 降り立った神がみ
    第2章 森羅万象
    第3章 土地の記憶
    第4章 ことばと響き
    第5章 ひととひととの交わり
    第6章 いまに息づく古代
    第7章 普遍なるもの

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 世界各地の神話や伝説、ことばなどをテーマにしたエッセイ集。一編は短いので、一冊を通して様々な話を楽しめます。
    日本の神話やことば、万葉集などについてが一番多くとり上げられている印象ですが、各地のものとふしぎに重なったり、やはり古代の人間は同じような感じ方、考え方をしていたのかもしれません。
    途中、すこし関連性がわからないところもありましたが、全体として面白かったです。

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著者プロフィール

中西 進(なかにし すすむ)
1929(昭和4)年東京生まれ。東京大学卒業、同大学院修了。文学博士。
筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学学長、帝塚山学院学院長、京都市立芸術大学長などを歴任。全国大学国語国文学会会長、日本ペンクラブ副会長、奈良県立万葉文化館館長なども務める。
「万葉集」など古代文化の比較研究を主に、日本文化の全体像を視野におさめた研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞ほか受賞多数。
主な著書に、『万葉集全訳 注原文付』全五巻(講談社文庫)、『中西進 日本文化をよむ』全六巻(小沢書店)、『古代日本人・心の宇宙』(NHKライブラリー)、『中西進と歩く万葉の大和路』(ウェッジ)など。

「2022年 『万葉秀歌を旅する 令和改装版 CD全10巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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