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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121019882
感想・レビュー・書評
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仏像について書かれた作品は、仏像ガイドか美術論的な内容になることが多いですが、本作は少し変わった視点から書かれています。登場する仏像は、飛鳥大仏や法隆寺の釈迦三尊像に代表される飛鳥時代、薬師寺の薬師如来に代表される白鳳時代、奈良の大仏として親しまれている天平時代の仏像に的を絞り、なぜその仏像が作られることになったのかという当時の人々の願いや考えを中心に語られています。インドで生まれた仏教が中国を通じて日本に伝来した事が分かる神仙思想との融合や当時の女性の救済への考え方など、とても興味深かった。
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