芭蕉: 「かるみ」の境地へ (中公新書 2048)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020482

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    古典文学の名作に数えられている『おくのほそ道』だが、芭蕉にとって紀行文を書くことは趣味であり、修練の一つであったにすぎない。
    芭蕉は、「俗」を対象とする俳諧を、和歌や連歌と同等の文学に高めることに苦心したが、生前それが叶うことはなかった。
    本書は俳諧師の名乗りをあげた『貝おほひ』以降の作品を丹念に読みながらその足跡を追い、「俳聖」としてではなく、江戸を生きた一人の人間としての実像を描く。

    [ 目次 ]
    第1章 江戸へ出るまで
    第2章 江戸俳壇と芭蕉
    第3章 失意と転生
    第4章 旅の始まり
    第5章 『笈の小文』の旅
    第6章 『おくのほそ道』と『すみだはら』

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