印象派の誕生―マネとモネ (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 95
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020529

作品紹介・あらすじ

華も艶もある色彩、柔らかなフォルム、具体的で親しみやすい画題。目にも心にも優しい印象派の作品だが、創作の根底にある「印象」とは何なのだろうか。ルネサンス以来の伝統に支配されてきた西洋の美意識は、マネやモネの登場によって、決定的な変化の時を迎える。本書では、印象派誕生に焦点をあて、その革新性に迫っていく。多彩な人物たちが交錯した一九世紀中葉パリの濃密な空気がここによみがえる。図像資料多数。

感想・レビュー・書評

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  • 印象派の誕生の歴史を解説。
    マネ、モネ、セザンヌ、ルノアール、ベルト・モリゾなどのいわゆる印象派とされる画家たちが、どのようにして絵を描いてきたのか、絵に込めた秘密、「印象派」という名称のお話など、日本で大人気の印象派をざくっと知ることができました。ちなみに、最近、「画家モリゾ、マネの描いた美女」という映画がありましたけど、この映画を観て本書を読もうと思いました。映画もなかなかよかったですよ!

  • マネとモネを中心に、印象派の絵画の美術史上の意義について解説している本です。

    第1章では、印象派の画家たちの描いた絵画の中に、「西洋の伝統」と「日本の影響」を統合した「新しい芸術」を示す静物トリロジーが見られることを説明しています。

    第2章では、マネの『草上の昼食』がなぜスキャンダルになったのかという問題について考察をおこない、さらに第3章では、マネがボードレールに通じるような近代への疑義を絵画によって表現していたことが明らかにされます。

    第4章と第5章では、モネが取り上げられ、とくにその「印象」という概念がマネとどのような点で一致し、どのような点で異なっていたのかということが説明されています。

  • タイトルのとおり、印象派がどのように生まれたのかを探る一冊。いろいろと知識を得てから見ると、絵画の奥深さが感じられてもちろんよいとおもうけど、何の知識もなく見たとしても、やっぱり感動するときには感動するのだ。だから名画は名画なんだよね。本としては、多少は印象派の知識とか絵の鑑賞歴がある人じゃないと、わかりにくいかも。

  • マネやモネといった印象派の絵画に対する見方が変わる一冊。
    ただ、ある程度の知識が無いと読みにくいかもしれません。

  • 昨日、印象派の絵画を見たんですが、
    「そう言えば、全然わかってないな」
    と思ったんで、図書館から借りました。

    勉強になりました。

  • モネの話に比重が置かれている印象を受ける。どのような作品から影響を受けたのか、どのような作家に影響を与えたのかがわかり面白い。<草上の朝食>の手の秘密は驚いた。

  • [ 内容 ]
    華も艶もある色彩、柔らかなフォルム、具体的で親しみやすい画題。
    目にも心にも優しい印象派の作品だが、創作の根底にある「印象」とは何なのだろうか。
    ルネサンス以来の伝統に支配されてきた西洋の美意識は、マネやモネの登場によって、決定的な変化の時を迎える。
    本書では、印象派誕生に焦点をあて、その革新性に迫っていく。
    多彩な人物たちが交錯した一九世紀中葉パリの濃密な空気がここによみがえる。
    図像資料多数。

    [ 目次 ]
    第1章 印象派の成り立ちを見てみよう(“バティニョル街のアトリエ”;残りの三人 ほか)
    第2章 スキャンダルの真相(落選展の“草上の昼食”;なぜ、大スキャンダルになったのか ほか)
    第3章 マネのリアリズム(魅力の源泉;“鉄道” ほか)
    第4章 光の画家モネ(制作するモネ;クールベの“画家のアトリエ”と比べてみよう ほか)
    第5章 マネの「印象」とモネの“印象”(「印象派」の名付け親;第一回展のキーワード ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • マネとモネに焦点を当てて書かれています。

  • モネの睡蓮を地中美術館で観て、とても感動しました。
    近代絵画を見て、感動したのは初めてで、自分でもびっくりしたけど、
    モネが「光の画家」と呼ばれ、自然光の下で創作活動をしていたからなんだな…と。

    日本の浮世絵が影響を与えたって。
    近代芸術へのきっかけ作っちゃったのは、アジアだったのか。おもしろい。

  • 素直に「おもしろかった」というべき本だ。
    印象派なんてと思いながら読み始めたら、文字通り目から鱗状態だった。途中までそんな深読みをしてもと思っていたが、絵を見ているようで、視れていなかった。マネのひねりとモネの時間の取り込みは興味深かった。

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