戦国武将の手紙を読む: 浮かびあがる人間模様 (中公新書 2084)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 157
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020840

作品紹介・あらすじ

戦国の武将たちは筆まめだった。合戦の前には各地の武将を味方につけようと調略の手紙を出し、平時にも年貢の取り立てや金の輸送などについて指示を出す。子どもの手習いを褒める手紙もあれば、兄弟相和すようにさとす家訓も書く。そして、死を覚悟した文面からは武将の心奥を覗くことができる。代表的な戦国武将の手紙二〇通を取り上げ、原文・翻刻・現代語訳をのせ、文章の内容や時代背景を解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい!解説がわかりやすい!
    するする読めます。

  • 勉強意欲を掻き立てられる一冊でした。筆者が大学時代に古文書購読の訓練として扱ったものが多いとのことで,確かにそれほど難解ではなく私にも読めそうな感じでした。

    古文書読解の練習のためにテキストとして使おうと思います(笑)


    個人的に,上杉謙信から景勝(当時はまだ喜平次)への書状や毛利元就の息子達への書状はとてもほほえましくてほっこりした。それから森長可の遺書も泣ける。

    書状は解読が大変だけど,人柄が表れやすいので読んでいて楽しい!

  • つくづく手紙は偉大。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99269261

  • 書画をよませたいのか時代をよませたいのかどっち

  • <閲覧スタッフより>
    戦国武将が合戦前やお家存続のために書いた手紙。中でも森長可の遺書は母親と弟の身のふり方、娘の嫁ぎ先についてなどが書かれており臨場感あふれるものとなっている。
    -------------------------------------
    所在記号:新書||210.4||オワ
    資料番号:10202270
    -------------------------------------

  • 古文書は、ミミズがののくった様な文字が並んで
    いますが、書いた人の性格が出ています。
    「戦国武将の手紙を読む」は、
    手紙そのもの写真があって、口語訳があるので
    古文書が読めない人でも楽しく読めます。

    一番、印象に残ったのが、森長可の手紙です。
    小牧長久手で、討ち死を予感していたのでしょうか?

  • 戦国武将の書状を、実物写真・翻刻・書き下し文・現代語訳・書かれた背景を含めた解説という構成で紹介

  • (欲しい!) 戦国武将/新書

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著者プロフィール

1944 年、静岡市に生まれる。1972 年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009 年3 月、静岡大学を定年退職。静岡大学名誉教授。著書本、監修本、多数。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証も務める。

「2021年 『東京の城めぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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