シュルレアリスム―終わりなき革命 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020949

作品紹介・あらすじ

シュルレアリスム(超現実主義)は、第一次世界大戦後のパリで生まれ、世界に広まった文化運動である。若い詩人、文筆家、画家が導いた。戦争、共産主義、ファシズム、無意識、エロス、死、狂気などアクチュアルなテーマに取り組んで、近代文明の刷新をもくろむ。個人の壁、国境の壁を超えて多様な生の共存をめざしたその革命精神は、情報と物に充足する利己的な現代人に、いまだ厳しい批判を突きつけて、生き続けている。

感想・レビュー・書評

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  • 先日、ルネ・マグリット展を見に行った。一番好きな画家かなと思い、自分も絵を描いてみたいなとも思う。改めてシュールレアリズムとはを知りたくて、読んでみる。

    出だしには「シュールレアリズムとは、1920年代、フランスで生まれた文化運動である。第一次大戦が終ったが、その後も根本的に社会は変わらない事への憤り、西洋の近代文明を根底から批判し、新な人間の可能性を表現した、文化運動である。」
    から始まり、寄与した人物が何をやったなどの説明が続くが、私のイメージするところの
    「シュルレアリスムは、思想的にはジークムント・フロイトの精神分析の強い影響下に、視覚的にはジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画作品の影響下にあり、個人の意識よりも、無意識や集団の意識、夢、偶然などを重視した。(wikiより)」と繋がらず、途中までシュールレアリズムとは2種類有るのではないかと思うほど、私のイメージ、または今回知りたかったこととかけ離れ、また繋がる気配が無いので、混乱した。私のチョイスが悪かったのだと思うが、シュールレアリズム初心者には向かない。
    本書から得られたイメージは「シュールレアリズムとは、終わらない革命」と言うものだが、府には落ちない。

  • 近代国家への闘い。西欧の若き芸術家?たちの悪戦苦闘が興味深くたどっていける。社会の変革と芸術作品へのこだわりという永遠の課題に挑んだ人々だったのだろうか。彼らの理論は弱いところも多いが、その作品の多くが、今の私をこんなにも惹きつけるのは何故だろうか。

  • 興味が広がる1冊。

  • シュルレアリスムが第一次世界大戦の後に生まれたムーブメントであることを初めて知った。
    そして、学生時代に読んだバタイユの「眼球譚」のその意味するところも。

  • シュルレアリスム思想をその誕生から探った。
    ブルトン、バタイユ

  • 美術の方では様々な流れを作りながらいまも確実に息づいているシュルレアリスムだが、この運動のリーダーだったアンドレ・ブルトンの名聞くくことがめっきり少なくなってしまったのは、詩文学の不人気とポスト・モダン思想の奔流に負けてしまったからだろうか。
    本書はバタイユ研究者が、そのブルトンに敬意をこめて語りつくした現代思想史の一断面である。ブルトンの発想、行動力、影響力は稀有なものであり、フロイトとマルクスを初めて目に見えるモノと言葉に表現した。唯一音楽に価値をおいていなかったことが残念だがそのユニークな解釈と方法は意外なところまで広がっている。

  • 読んだ。

  • 溶ける魚

  •  ジョルジュ・バタイユの研究者として知られる著者による、おそらくは国立新美術館における大規模な「シュルレアリスム展」に合わせて刊行されたこの20世紀を代表すると言ってよい芸術運動の紹介書。シュルレアリスムが生じてくる背景をなす、第一次世界大戦の経験から説き起こして、1924年のシュルレアリスムの誕生からその基本的な芸術変革の方向性を取り出すとともに、さらにはその運動の政治との関わりについても見通した好著。所与の現実を乗り越えるところに、新たな唯物論の可能性を見て取ろうとする第二宣言のテーゼや、ベンヤミンのシュルレアリスム論が検討されている点も興味深いが、後者の捉え方がやや表面的なのが惜しまれる。

  • 第一次世界大戦の後の時代背景とフロイト。

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