シュルレアリスム: 終わりなき革命 (中公新書 2094)

著者 :
  • 中央公論新社
3.70
  • (10)
  • (18)
  • (19)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 229
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020949

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先日、ルネ・マグリット展を見に行った。一番好きな画家かなと思い、自分も絵を描いてみたいなとも思う。改めてシュールレアリズムとはを知りたくて、読んでみる。

    出だしには「シュールレアリズムとは、1920年代、フランスで生まれた文化運動である。第一次大戦が終ったが、その後も根本的に社会は変わらない事への憤り、西洋の近代文明を根底から批判し、新な人間の可能性を表現した、文化運動である。」
    から始まり、寄与した人物が何をやったなどの説明が続くが、私のイメージするところの
    「シュルレアリスムは、思想的にはジークムント・フロイトの精神分析の強い影響下に、視覚的にはジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画作品の影響下にあり、個人の意識よりも、無意識や集団の意識、夢、偶然などを重視した。(wikiより)」と繋がらず、途中までシュールレアリズムとは2種類有るのではないかと思うほど、私のイメージ、または今回知りたかったこととかけ離れ、また繋がる気配が無いので、混乱した。私のチョイスが悪かったのだと思うが、シュールレアリズム初心者には向かない。
    本書から得られたイメージは「シュールレアリズムとは、終わらない革命」と言うものだが、府には落ちない。

著者プロフィール

法政大学教授

「2020年 『ロマネスクとは何か 石とぶどうの精神史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井健の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
J・モーティマー...
村上 春樹
村上 春樹
ヴィクトール・E...
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×