英文法の魅力 - 日本人の知っておきたい105のコツ (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 286
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021656

作品紹介・あらすじ

日本人にはなかなかピンとこない、ネイティヴ・スピーカーの感覚。なぜ仮定法は過去形を使うの?「あのね」「ノッてる?」「クール・ビズ」を英語でいうと?英文法についての一〇五の質問・疑問を、「語源」「語彙」「語感」「語法」「語義」「誤解」の六つのカテゴリーに分けて回答しました。文法の秘密をひもとけば、奥深い英語の文化が見えてくる。こなれた英語、ツウな英語を身につけたい人必見の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 108円購入2017-12-09

  •  新聞の「英語の質問箱」欄に解掲載されたコラムをまとめたもの。同じ著者の『英文法の楽園』を既に読んでいて、内容も感想もこれと同じ。他にも、この著者には『英語の質問箱』という中公新書があって、もうおれが何を買って何を読んでいないのかが毎回よく分からなくなるというシリーズ。
     以下、自分用のメモ。未来進行形のwill be -ingは、予定を述べる表現として中級以上なら使えるようにならないと、という話を聞いたことがあるが、「年とったなあ。もうじき自分の名前を忘れちゃうかも。」(I'm getting old. I'll be forgetting my own name.) (p.36)のように、「自嘲して」「冗談めかして」用いる、という用法が勉強になった。「モーニングサービスは何時までやっていますか?」(p.41)のような日本語を英語にするとき、モーニングサービスがbreakfast specialになるのはいいとして、"Until what time ~?"みたいな英語をおれは言ってしまうけど、"How late do you serve the breakfast specials?"のように"how late"を使うというのはスマートだなあと思った。同じように、howの疑問文の話で、how oldがモノに使えるのは知っていたけど、試験問題のネタ(おれは今は中学の教員なので)として、「この牛乳、いつ買ったの?」とか、「このワインは何年もの?」みたいな表現(pp.88-9)で"How old is this milk?", "How old is this wine?"みたいなのを実力試験で出すのは面白いかもしれない。「私のケイタイ、買ってからもう3年になる」が、"My cellphone is already 3 years old."っていうのも、試験ネタとしては面白いかも。decide on A (pp.96-7)は盲点かもしれない。「どの大学に決めたの?」とか「どの色に決めたの?」でchooseを使うならともかく、ちゃんとdecideを使うなら"Which university did you decide on?"みたいにonを抜かせずにおれは言えるだろうか。反省したい。「新しい仕事に就いたら、日本じゅうを飛びまわることになるだろう。」(pp.100-1)で、"My new job will mean traveling all over Japan."のようにmeanを使えるか、「そういえば」と話を切り出す時に、Incidentally (p.113)を使えるか、というのは英語力が試される部分だった。あとは英単語豆知識的なネタで、「パンの耳」はheels of breadという(p.122)とか、耳垢がear waxは知っていたけど脚の指の間に溜まる垢がtoe jam(同)なんて知らなかった。headが「ビールの泡」(p.123)というのは、なんか「試験によく出るところ」=「山」みたいな、ものすごい特定場面のメタファー的な感じだろうか。あと「度が入ったサングラス」は"prescription sunglasses"(p.133)らしい。知らなきゃ絶対分からないだろうなあ。最後に、「遡及目的語」というのが出てきて(p.184)、これは「主語が意味の上での目的語だと考えられている」(同)、つまり"This book is really worth reading." (”It is worth while reading this book")みたいなものらしいが、以前『学校英文法プラス』という本で初めて「遡及不定詞」(retroactive infinitive)という言葉を勉強したが、その辺も含めて復習したい。(16/09/12)

  • 一篇一篇に味のある英語教養が含まれていて、飽きることない。編輯も丁寧で良書。

  • 英文法の本。
    やはり文法をきちんと学んだ方が会話力も確実に身につくそうだ。

  • ほとんど格変化のない言語は、単語の意味を覚えても意味がなく、熟語で知っていなければならないことを再認識させてくれた良書である。英語を文法から教えるのは遠回りであり、時間の無駄である。

  • 日経新聞に紹介されたいたのを見て購入。日本人が誤解している、あるいは使いこなせていない単語やイディオムについて、ネイティブならどう使うか、105の事例を紹介している。なるほどと思う事例も多く良かったが、自分にとって、今必要な英語の学習では無い気がする。この夏は英語の論文&本を読むこと、留学生相手に英語でディスカッションすることに注力しよう。

  • [要約]新聞に掲載された、著者への英語についての質問文と回答をまとめたもの。
    [感想]文法書というよりは英語についての雑学本な感じ。その中でも、名前のわからない人の事を言い表すwhat's -his-nameという言い回しが新鮮!

  • シリーズ第2作も各項目とも面白くわかりやすい。
    見開き2ページでまとめられたレイアウトも読みやすく、また堅苦しくない読み物で、通勤の電車の中でも読みやすい本であると思う。

  • 気楽に読めて様々な知識が身につく好著だ.日本語では感覚的に単数と複数の区別をしないが、英語は厳密に取り扱う.No More Hiroshimasのs に気がつかないのだ.

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著者プロフィール

里中哲彦(さとなか・てつひこ)
河合文化教育研究所研究員(「現代史研究会」主宰)。早稲田大学エクステンションセンター講師。早稲田大学政治経済学部中退。評論活動は、ポピュラー音楽史、時代小説、ミステリー小説、英語学など多岐にわたる。著書に『ビートルズが伝えたかったこと』(秀和システム)、『ビートルズを聴こう 公式録音全213曲完全ガイド』(中公文庫 )、『ビートルズの真実』(中公文庫)、『はじめてのアメリカ音楽史』(ちくま新書)ほか多数。

「2020年 『教養として学んでおきたいビートルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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