戦略論の名著 - 孫子、マキアヴェリから現代まで (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 322
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121022158

作品紹介・あらすじ

戦略とは何か。勝ち抜き生き残るために、いかなる戦略をとるべきなのか-。古今東西の戦略思想家たちの叡智が結集された戦略論の中から、『失敗の本質』で知られる編著者が現代人必読の12冊を厳選。孫子、マキアヴェリ、クラウゼヴィッツの三大古典から20世紀の石原莞爾、リデルハート、クレフェルト、そして21世紀の最新理論まで網羅し、第一線の研究者が詳細に解説する決定版。各章末に「戦略の名言」を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 戦略についての過去からの著名な学者の論説を列挙して比較しているが、一部では戦争を肯定している論もある。

  • 筆者が選定した、戦略論の名著を紹介。本書に掲載されている数々の戦略論の中で共通しているのは、「平和を求めるなら、抑止・撃退し得る戦略・策略を備えておくべし」ということ。
    当たり前のようであるが、戦争を避ける日本人の中には抑止力としての武力を保持することに抵抗を持つ人もいるのではないか。

  •  太古から現代まで古典とされるべき著書の解説書。邦訳されていないものの紹介も多く、これを機に訳されることを期待したい。古いものは、経営学にも参照されることが多いが、現代に近づくにつれ、いわゆる「戦略論」と経営学における「経営戦略論」との乖離が大きくなることは発見であった。戦略はあくまでも目的達成の方法であり、競争相手を叩きのめすこと(それが目的の一部であってもならない)ではないことを肝に銘じたい。

  • さまざまな戦略論の名著のエッセンスを紹介してくれる一冊。今まで「戦略論」には、あまり触れたことがなかったので、入門書の入門がわりに読みました。

    もちろん、戦争をしたいわけでもなく、企業の戦略を考えたいわけではありません。現代の個人が生きる上での、「戦略」に役立つ考え方はないのかな、と思った次第です。

    「リアリズムに基づくイマジネーション」

    が戦略の本質の根底にあるのではないか、というのは、なるほど、と納得できそうな気がします。

  • 「知識創造の経営」「失敗の本質」「戦略の本質」など、企業経営論や戦略論に関し著名な野中郁次郎さん編著の新書。
    12の名著が、それぞれの専門家の視点で解説されており、孫子、マキャベリ、クラウゼヴィッツ、マハン、リデルハートなど有名どころが満載です。
    自分が特に気になったのは、ルーマニア生まれのユダヤ系の学者 エドワード・ルトワックの「戦略 -戦争と平和の論理」の逆説的論理の考え方でした。「平和を欲するから、戦争に備えよ」「勝利による敗北」「民主国家と逆説的論理の相性の悪さ」など、はっと思う様な平和ボケしている日本では得ることができない思考に遭遇できて、有意義でした。
    さらに戦略とは何ぞやということを、考えさせられる一冊です。

  • 戦略論の名著

    逆説的ながら、戦争において最も効率的な方法は戦争をしないことである。孫子の兵法ら導き出されるこの結論は、のちの戦術書に引き継がれている。クラウゼヴィッツ以後も、戦争は政治的手段であることを忘れてはいけないとしてうえで、戦争が人間生活において異質なものであるゆえに、ひとたび戦争がはじまると、人々は戦争に没入してしまい、理性を失いがちであるという戦争の本質を説いている。
    戦争において、政治的判断を含めた大戦略と、その下部に戦術などの具体的な戦略を置くという点においてはどの戦略書も同じであろう。要は、目先の欲にとらわれて長期的利益を取りこぼしてはいけないということである。クラウゼヴィッツは、戦争には時代や地理によって変化する文法がある一方で、本質的であり、普遍的な論理が存在すると説いているが、これに対しては受容の仕方にばらつきがあるように思える。RMAなどの技術面に特化した理論などもあるが、戦略(ソフト)と技術(ハード)が歯車のように回転することで戦争文化は発展してきているなという感想を抱いた。本書はとても概略的であり、一冊に対する説明が薄いため流し読みをした。あくまで概説書であるため、本格的に戦略論の要点を知るためにはあげられている実際の本を読む以外にないと思われる。

  • ホンシェルジュ「本まとめ記事」に寄稿しました。
    http://honcierge.jp/users/646/shelf_stories/76

  • 本は薄いが内容は濃い。時間があるときに再読する

  • 読了。

  • 2013/06/08購入
    2013/07/13

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著者プロフィール

野中郁次郎(一橋大学名誉教授)

「2019年 『賢者たちのダイアローグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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