戦略論の名著 - 孫子、マキアヴェリから現代まで (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
3.18
  • (6)
  • (15)
  • (32)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 325
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121022158

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ここに載っている本は全部読むべし

  • 普段手を出さない軍事関係の本を興味本位で読んでみた。
    当然なじみのない内容でさっぱりだったけど、軍事の考え方、捉え方の雰囲気はわかった気がする。
    一度は触れておくべき分野なのかもと思った。

  • 軍事的戦略論の名著についての解説。
    戦争という究極的な状況下での話ではあるが、戦略は最終的には政治・思想のレベルに踏み込まざるを得ないので、そのレベルで読み解くことも可能である。
    主な戦略論について、著者の背景を含めてコンパクトに解説されているため、理解しやすい。

  • 全部で12冊の紹介を新書で行っていることもあり、本当に要点のみをまとめた感じ。原著を読みたいと思った書は…。それぞれの書の紹介を別々の方が行っているためか、ややまとまりに欠けた印象。もう少し丁寧に紹介していただいた方が、魅力を引き立てる点ではよかったのかも。

  • 戦争の戦略について書かれた古今の名著12冊のダイジェスト。コンパクトで読みやすかったけれど、さすがにちょっとコンパクトすぎてやや物足りなかったところもありました。
    でも、自分の気力から言っておそらくこれらの原典を読むことはないでしょうから、手軽にいろいろな戦略の考え方を知ることができたのはありがたかったと思います。
    僕としては、一番おもしろそうかなと思ったのはリデルハートでした。これが今の日本には一番合いそうな感じ。

  • マキャベリ 君主論
    →罠を見抜く狐の強さと、狼の度肝を抜くライオンの強さ持つ事。

    毛沢東 遊撃戦論
    →ゲリラ線の原則。自己を保存して敵を消滅する。

    リデルハート 戦略論
    →抑止力は、戦う意志と能力とによって、戦争を抑止するという絶対的な矛盾に成り立つ。
    つまり、戦う意志と能力があることを『認識』させることで抑止力を発揮させる。
    純然たる防勢は危険な脆さを持つ。

    グレイ 現代の戦略
    →戦略の上下階層。
    世界観→政策→大戦略→軍事戦略→作戦→戦術

    ドールマン アストロポリティーク
    →国家間競争こそ、宇宙開発利用を促す最大の要因である。

  • 1.孫武「孫子」:タオイズムの影響、狙いは九変篇の不足の事態に備えるに尽きる
    2.マキアヴェリ「君主論」:君主・リーダーの決断力、果断さを強調。君主はライオンであるとともに狐であれ、野獣と人間を巧みに使い分けることが肝心。君主は愛されるよりも恐れられたほうが良い。背景にあるのはペシミスティックなまでに冷徹な人間観。
    3.クラウセヴィッツ 戦争論:戦争とは何か
    4.マハン 海上権力史論:海軍の存在価値とは何か
    5.毛沢東 遊撃戦論:いかにすれば弱者は強者に勝てるのか
    6.石原莞爾 戦争史大観:最終戦争に日本が生き残るには
    7.リデルハート「戦略論」:戦争に至らない、戦争を拡大させないために何をするべきか。
    君主戦争⇒国民戦争⇒世界戦争
    間接的アプローチ=直接全面衝突を避け、間接的に無力・弱体化させて、味方の人的物的損害を最小化する。心理的領域を重視。孫子の思想に接近。
    8.ルトワック「戦略」戦争の意義とは何か
    9.クレフェルト「戦争の変遷」
    10.グレイ「現代の戦略」
    11.ノックス&マーレー「軍事革命とRMAの戦略史」
    12.ドールマン「アストロポリティーク」

  • 平和を望むのであれば、過去の戦争を研究すべき

    数多くの戦略研究書の中から、12冊を取り上げ紹介している。
    古典、近代、近未来等様々な時代背景を持つ中で、
    共通する思想もあれば、反論のために書かれた書もある。
    戦略書と言えば、いかにして相手に勝つのか、を徹底して論ざれている印象を持っていたが、
    戦わずして勝つことに重きが置かれている論が多かった。
    孫子の思想が有名だが、その方法論は時代によって様々だ。
    諜報活動のように、相手を知り、己をどのように見せるか。そこに戦わずして勝つ、の実践があると思う。

    人間の本質は、闘争と平和のどちらにあるのだろう。
    けれども、社会生活を営む以上、平和を希求したい。
    そのためには、真っ向から戦争を知ることが不可欠だと、改めて思い知った。

  • 戦略論の「名著」12冊の紹介書。純粋に面白かった。
    今まで読んだ本に関してはその主張の本質や戦略論の中での立ち位置、各論の繋がりを整理することができ、理解が深まった。
    原著を読んだときに本質を捉えられていたものもあればそうでないものも。
    こうやって一歩引いた視点から学び直すことも必要だと実感。

    最近まとまって本を読む時間が取れてない。
    時間の使い方を考えないと。。。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:391.3//N95

全31件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

一橋大学名誉教授
1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、富士電機製造勤務を経て、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D取得。著書に『失敗の本質』『戦略の本質』(各共著)など。

「2019年 『知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野中郁次郎の作品

ツイートする