信長と将軍義昭 - 提携から追放、包囲網へ (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 95
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121022783

作品紹介・あらすじ

各地を流浪した足利義昭は、一五六八年、織田信長に奉じられて上洛し、宿願の将軍職に就いた。長らく傀儡にすぎないとされてきた義昭だが、近年では将軍として行使した政治力が注目されている。京都から追放された後でさえ、信長に対抗できる実力を保持していた、とする説もある。上洛後の信長と義昭は果たしてどのような関係にあったのか。強烈な個性を放った二人が、連携から確執、対立へと至る過程を詳述する。

感想・レビュー・書評

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  • 義昭と信長との関係に焦点を当てた書籍であり、昨今広く知られるようになった破壊者で無い信長像だけでなく、新たな義昭像を資料を読み解いていく中で描きだしており、非常に興味深く、すぐに読了してしまった。

  • 新たな一面!

  • この本に出会えてよかった
    最新の説まで網羅されて、冷静に自説を展開するところが好ましい

    29.5.7再読
    R1.7.30再読
    時系列に並べて、行動を起こす力学を読み取りたい
    (実生活では苦手すぎる)

  • 信長と義昭の関係にフォーカスを当てた考察本。目新しい内容はあまりなかったが、理路整然と纏められていて良かった、あとがきに、筆者が自らの推測の部分が多くなってしまった点に触れていたが、それほど推測内容に違和感がなかったので邪魔にはならなかった。義昭についての評価は分かれるところだが、将軍としてのプライドと打倒信長の執念は、自分としては評価したい。

  • 勢いで・・・。

  • 信長と義昭が出会い、二重政権を構成し、義昭が追放され信長が本能寺に斃れる過程。信玄と信長が信玄の上洛直前まで友好関係を結んでて信玄が勝手に裏切ったって初めて知った。

  • 12月新着

  • 勉強になりました。

  • 先日読んで大変面白く興味深かった
    同じく中公新書の”天下統一”と
    視点・評価結論は違うけれどこちらも
    面白かった。
    ただ、本書は義昭に対しては
    それなりに評価しつつも厳しい評価。
    まあ、そんなもんかね^^;

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著者プロフィール

1943年北海道室蘭市生まれ。1966年横浜国立大学教育学部卒業。東京都中学校教諭をへて、現在戦国史研究家 ※2019年11月現在
【主要編著書】『織田信長家臣人名辞典』第2版(吉川弘文館、2010年)『信長の天下布武』(戦争の日本史13、吉川弘文館、2006年)『検証本能寺の変』(吉川弘文館、2007年)『信長の政略』(学研パブリッシング、2013年)

「2019年 『信長と家康の軍事同盟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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