- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121023261
作品紹介・あらすじ
旅立ちにはしばしば憂鬱さが付きまとう。遭遇するトラブルを思うと尻込みしたくなる。だが、どんなに辛い旅であれ、得られる収穫は計り知れない。ひとつの出会いがかけがえのない人生の財産にもなる。若き日の海外放浪以来、数え切れない旅を経験してきた著者が、独自のノウハウやためになる失敗談を惜しげもなく披露。「自分の鞄は自分で持つ」「旅先で本を読む」「なんでもない風景」ほか39章で綴る、大人の旅への招待。
感想・レビュー・書評
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この本を読めば、玉村豊男が、旅のベテランだということがよく分かる。ベテランが、旅の体験やノウハウ等を語った本。
私も旅を、というか、海外出張をよくしていた時期があった。年間に100日を超える海外出張が3-4年間続いたと思う。韓国、台湾、中国、タイといったアジアの国が中心であったが、年に数回はヨーロッパや中東、年に1-2回はアメリカにも行っていたので、今考えてみると、世界中を旅していたのだということに気がつく。
色々な経験をしたが、深刻なトラブルに見舞われたことが一度もなかったのは、非常にラッキーだったと思う。
一番疲れた出張は0泊4日の出張だった。今考えると、よくそんなことをしたものだと思うが、当時は本当に忙しく、色々な国で抱えていた案件を、そうでもしなければこなせなかったのだ。重要な会議が4日間続いたのであるが、場所が、1日目東京、2日目バーレーン、3日目バンコク、4日目東京。夜行便を乗り継げば、全ての会議に参加可能なのである。1日目に羽田→関空→ドバイ→バーレーン乗り継ぎで2日目の現地の午後会議、そのまま会食をし、またバーレーン→ドバイ→バンコクと乗り継ぎ、3日目の朝にバンコク着。バンコクで会議と会食をこなし、その日の夜行便で成田へ。そのまま出社し、会議をこなして0泊4日の仕事が終了。
今だとオンライン会議で、このようなスケジュールも楽々こなせる。在宅勤務であれば、どこにも動く必要もない。当時は、会議は現地で対面で行うべきものだという先入観があった(また、オンラインビデオ会議のためのツールもまだまだ未整備だった)のだ。
そのように考えると、コロナによって、我々は、オンライン会議でたいていのことは用が済んでしまうことを知ってしまったので、コロナ禍が終わっても、ビジネス旅行需要は、完全には元に戻ることはないのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若いころから世界中を旅してまわってきた著者が、さまざまなの思い出や旅の心得などについて自由に語った文章をまとめた本です。
いずれも軽く読み流すことのできるエッセイですが、「雨の日の旅は風情があると天気予報で言ってくれないか」という提言や、「引っ越してきたつもりで半径五百メートルを旅する」といった、せせこましさとは無縁の旅をたのしむためのアドヴァイスなど、いくつか印象にのこるものがありました。 -
添乗員でツアーガイドだった方。通訳・翻訳・エッセイスト。文章が軽やかで心地よい。
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旅好きの玉村豊男氏のエッセイ集。
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まるで旅行に行ったかのような気分にさせる。
旅行に行く前に読んでよかった -
旅行経験豊富な著者が語る旅の流儀についてのエッセイ。
著者自身の経験(失敗例も併せて)と旅の楽しみを紹介している。
自分も若い頃は好奇心に任せて国内海外をウロウロしたけれど、歳と共に面倒臭くなってどこにも行かなくなった。旅好きの人は歳を取っても好奇心を失わない。この本には色々な出来事が書いてあったけれど、著者のような旅好きは時間の使い方が違うような気がした。 -
文章が上手。
旅の思い出話。 -
玉村豊男 著「旅の流儀」、2015.6発行。みんなそれぞれ、旅の流儀があることでしょうね(^-^) 玉村氏の流儀はおしゃでしたw。私の流儀はいたってシンプルですw。運動靴と本数冊を携行し、朝食は和食、夕食はその土地の居酒屋で楽しむことです(^-^)
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玉村豊男のエッセイは、いつも波長が合って、読んでいて楽しい。旅のあれこれ。