保守主義とは何か - 反フランス革命から現代日本まで (中公新書 2378)
- 中央公論新社 (2016年6月21日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121023780
感想・レビュー・書評
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「保守ってなあに?」子供に聞かれて答えられないやつです。本書は保守主義を、歴史を紐解きながら位置づけと考え方を明確にし、今後への提言を行っている。
本書では始祖であるバーグの、自由と民主主義の実現のために継承された制度や秩序を守ることが保守主義の定義とし、論を進めている。しかしながら、保守主義は、過去から継承されている"何か"を対抗する"何か"から守るという相対的な思想。時代により、進歩主義やリベラル、共産主義、大きな政府など、対抗軸が変わっている。昨今の保守主義者の言動から、守るものも変わっているような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示