保守主義とは何か - 反フランス革命から現代日本まで (中公新書 2378)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121023780

感想・レビュー・書評

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  • 「保守ってなあに?」子供に聞かれて答えられないやつです。本書は保守主義を、歴史を紐解きながら位置づけと考え方を明確にし、今後への提言を行っている。
    本書では始祖であるバーグの、自由と民主主義の実現のために継承された制度や秩序を守ることが保守主義の定義とし、論を進めている。しかしながら、保守主義は、過去から継承されている"何か"を対抗する"何か"から守るという相対的な思想。時代により、進歩主義やリベラル、共産主義、大きな政府など、対抗軸が変わっている。昨今の保守主義者の言動から、守るものも変わっているような気がする。

  • まったくね、俺はなんだってこういう本をクリスマスに読んでいるのだろうな・・イブに購入する際、店員の方が必死な
    形相で(俺にはそう見えました)「またのご利用を・・!」
     本って現実を豊かにするためにあるだろうなと。だけどな
    こういう街の賑わいを背にするとちょっと切ないですがな!

    書評ですが・・・
    普通に読み易い文章ですよね。細かい点はいずれ後に・・・
    なんというか、出来の良い学生さんのレポートを拝読して
    いるような気持ちになりました。
    歪みが見当たらないのが最大のアレなんだと思います。
    行間に思いの丈を込めるというタイプではありませんが。
    敢えて思想的な偏りをなくしていると言いますか。

著者プロフィール

東京大学社会科学研究所教授

「2023年 『法と哲学 第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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