悪意の心理学 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ (中公新書)

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  • 中央公論新社 (2016年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784121023865

感想・レビュー・書評

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  • 悪意の心理学―悪口、嘘、ヘイト・スピーチ。岡本真一郎先生の著書。悪口、嘘、ヘイト・スピーチ、誹謗中傷、いじめ、嫌がらせといった行為は、人間が持つ悪意、先入観、嫉妬心や劣等感に結びついている。自分は虚言癖や醜悪発言癖がないだろうかと改めて自問自答するきっかけになりました。

  • 悪意の種類、分類、過程について書かれてある。対処方法や対策をもっと知りたかった。

  • 悪口、うそ、セクハラ、皮肉、批判、公人の失言、ヘイトスピーチなど、さまざまな悪意をもった言動の裏にどのような心理現象があり、また私たちはそれをどのように勘づくのかを心理学的にアプローチ。

    特別何か大きな気づきが得られたというわけではないが、悪意というなにか踏み込みずらい現象について、心理学的アプローチの枠組みを示してくれており、心理学的な考え方を学ぶことができる。

    自分自身、皮肉が効いた言い方は好きで、ついついいつも言いくるめたり、口酸っぱく批判してしまうこともあるが、その自分の言動プロセスを観察してみるのもおもしろそうだ。

  • コミュニケーションて、本当にややこしくて大変だなあと改めて思いました。
    でも避けて通るわけにはいかないので、
    自分は心を綺麗に、そして誠実に、寛大に生きていけたらいいなあと思う。

  • 心理学というよりは、言語表現と意味の考察の方が比重高いかな。

    ま、セクハラで、人間の心ってのは案外自覚が難しくて、自分の行動で判断するところがあって、一旦拗れると、当時は「恋愛」だったのが、「やむなく」だったと自然に信じるとかはなるほどなあと思う。
    世の中、巻き込まれたくなかったら関わらないことですな。

    ヘイトスピーチって、定義上、マイナリティに向けられるもの、っていう政治用語だったのね。
    だから、マジョリティに対しては、どんな罵詈雑言もヘイトスピーチではないのだ、という主張は正しい。
    だが、それが言わんとしてることは、心の底から間違っている。
    この本が述べている、「悪意」の一つに当てはまると思うのだけど。

    後そのヘイトスピーチね。
    具体的には日本にいる特定民族に対するものにかなりこだわっているが、批判を全て「差別」と一括りにしたがるのは思考停止ではないか。
    「ネトウヨ」という言葉を安易に使って幅広く囲い込むのも「ヘイト」ではないかね。

    14歳の若造が、マスコミは左翼界隈だ、というのを聞いて問題視するのはいいけども、新鮮な情報に触れると無批判にそれを信じ込むというのもいいけども、であれば真っさらな子供の頃から「教育」されて無批判に信じて来たことを再検証する必要ばないのかって思わないところも。

    なんだかなあ。

    と思った。
    ちなみに、学会も「左翼」だと思われてますよ、「ネトウヨ」からは。

    もう一つ言うと本来的には「左翼」って言葉に特段批判的な意味はないと思うんですけど。

  • 悪口に区分されるのはどういう言葉か、婉曲的な悪口とはどういうものか、悪口に使われる単語と地域の相関性……といった「語彙論的」なアプローチがメイン。
    自分はタイトルの「悪意の心理学」の表記に惹かれて手に取ったため、やや期待とは異なるテーマであった。

  • 普段我々が何気なくコミュニケーションで使っている言葉を分析して、定義づけして、分類した感じの本。
    個人的にはまあそうだよね、としか思えず、実用的ではなかった。
    普段あんまり考えずに喋ってしまう人や、言葉で失敗しがちな人は読んでみてもいいかも。

  • 「差別」を扱った本。

    ヘイトスピーチ、セクハラ、皮肉などの差別がなぜ起きるのか、またどう対処してくべきなのか説明している。人種や血統に関する社会問題として差別やクレーム、皮肉など日常内のコミュニケーションにおける侮辱や悪口など類型化すると際限がないとことが分かった。クレームの対応や正しい批判は興味深かった。

    以前から差別はなぜなくならないのかが気になっていて購入。人によって言葉の受け取り方は様々ということを改めて認識した。多様な価値観が尊重されるべき現代においては非常に大事なこと。ただそんな時代にもかかわらずなぜ差別がなくならない原因はまだよく分からない。

  • インターネットでのことばのやり取りを見て感じるもやもやの原因がすこしわかり、ほっとした。

  • ネットのコメントと職場のヘイトが気になって読んだ本。デマは重要性と曖昧さを乗じて流布の程度が導かれるなど興味深い。人間のコミュニケーションとは本当に複雑であるとこれを読んで思った。この本の内容を知ったからと言って何をどうすることはできにくいとは感じる。ただただ言葉にする前の心を整えることが大事だとであると感じた。

  • ●読んだ理由
    この本の内容とは少しずれるかもしれないが、職場内での人の悪口(面と向かってでない)、会社のコンプラ研修のトピックスとなってた部落、最近の日本・韓国関係のお互いの罵り合いから、コミュニケーションにおける悪意に興味をもったことから。
    ●感想
    8つある章のうち7章は、コミュニケーションの説明でうっかり発言、クレーマーとセクハラ、嘘、ヘイトスピーチなどなど...でかなり細かく丁寧に説明されてる、最終章が対処法。
    この説明部分がとても興味深かった。普段何気なく行っているコミュニケーションについて、話し手の意図と聞き手の受け取り方、ミスを起こしてしまう要因がわかる。記載されている内容を知っておくと、悪意に接してしまったときに、それにもろに反応してしまうのではなくて、相手がどんな心理状態なのかを考慮したり、言葉の裏側を読んだりして、適切に対処できるようになるのでは、自分の発言・対応がどう相手にとらているかを思い図り配慮した行動ができるのではと思った。

  • 目次を見た限りでは、面白そうだったものの、思っていた感じとはちょっと違いました。単に説明してる感じなだけというか…

  • ニュースで紹介された政治家や実業家の発言を例にとって、日常的コミュニケーションの言葉から滲み出るダークサイド的ニュアンスを解説している。
    意図的な悪意はもちろんのこと、「そんなつもりはなかった」というような非意図的な悪意あるいは誤解の生じる過程まで触れているので、大変参考になった。
    だが、「じゃあどうすれば円滑なコミュニケーションを図れるのか」と誰もが感じる素朴な疑問に対しては明確な答えがなく、「よく考えて行いましょう」的なまとめになっているのは残念(本文を読めばそれもやむを得ないとは思ったが…)

  • 悪意と取られるコミュニケーションがなぜ起こるのか、発言者と受取手の認知の仕方を中心に分析している。

    自分は、タイトルから、悪意の原因の心理学的分析を期待しすぎてしまった。笑

    以下内容メモ。

    トピック:うっかり発言(失言)、偏見、悪口や皮肉・からかい、セクハラ・クレーマー、嘘、ヘイトスピーチ、それらにどう対応するか

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2386/K

  • 人は平均4時間一回、34%の相手に嘘をつく。。

    おそろしい。

  • 悪口などの分類を分けてケース紹介しているのが多いが、実用性には乏しい。ライトな学術書ですね。
    最初のコミュニケーションの章は、この本が出た2016年と今とで変わってきているものも多くて言葉の移り変わりを感じますね。(レストランにて、こちら〜〜になります。に気分悪くする著者とか)

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・う〜ん、何かダメダメ。相手があまり考えずに流されて使っている言葉遣いに対して、こういうツッコミをすること自体が悪意の連鎖の最初のトリガーになると思う。

    ・自分自身も、「〜〜でしたでしょうか?」という形で仕事を依頼してくる輩にはちょっと好感は持てないので、分かるのだが、そこで、そういう言葉遣いに潜む無意識の心理を分析している自分のような人間は意地悪だなあという自覚がある。この観点に立てば、本書は実は「悪意の心理学」を広めるための本と言えるのかも知れない。同じ内容をもっと軽妙洒脱に解説するのはアリだと思うが、ご本人、至って真面目なので余計にタチが悪い。


    【目次】

  • 心理学というよりは言語学寄りの話題が多い印象。期待していたものとはやや違った。

    ただ、ヘイトスピーチに関する部分は、近年話題となっていることもあり、読み応えはあった。

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著者プロフィール

愛知学院大学心理学部教授

主な著書
ことばの社会心理学 ナカニシヤ出版 2010年
ミス・コミュニケーション  ナカニシヤ出版 2011年
悪意の心理学 中公新書 2016年
なぜ人は騙されるのか 中公新書 2019年

「2023年 『コミュニケーションの社会心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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