ショパン・コンクール - 最高峰の舞台を読み解く (中公新書)

  • 中央公論新社
3.59
  • (3)
  • (14)
  • (10)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 117
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121023957

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • うあぁ……音楽コンクールってうさんくさいもんだとは知ってたけど、やっぱりショパンコンクールもうさんくさいんだな……やっぱ音楽業界はジャンル問わず、魑魅魍魎の住処なんだわ。
    とはいえ、ショパンの聴き方、ハイレベルコンクールの聴き方としては、目から少々パラパラと落ちたものが。

  • 青柳いづみこによる第17回(2015年)ショパンコンクール観戦記が主要な部分を占める.その中でショパンの残した伝統とは何かということを考える.「ロマンティック派」と「楽譜に忠実派」とのどちらがショパンの伝統と言えるのか,またどうしてショパン像が歪められて行ったのかなどを考察している.実際はそういう部分よりコンクール観戦記の方がはるかに面白い.ピアノのプロかつ文筆のプロにしか書けないような,演奏描写の表現が憎らしいほどうまい.

  • 演奏家自身の解釈(楽譜に忠実派であれ、ロマンチック派であれ)が弱い、早くからコンクール用に大曲に挑み過ぎる、等々、日本人の短所として指摘されることは30年経っても全然変わってないのだな。。。
    ま、ポリーニやブレハッチのような「特別な人」が、5年に1度のコンクールとはいえ、毎回出て来られても困るわ。20年に1人くらいにして下さい。

  • ポーランドのワルシャワで五年に一度開催されるショパン・コンクール。一九二七年の創設以来、紆余曲折を経ながらも多くのスターを生み出してきた。ピアニストをめざす若者の憧れの舞台であり、その結果は人生を大きく左右する。本書では、その歴史を俯瞰しつつ、二〇一五年大会の模様を現地からレポート。客観的な審査基準がない芸術をどう評価するか、日本人優勝者は現れるのか。コンクールを通して音楽界の未来を占う。

全16件中 11 - 16件を表示

著者プロフィール

ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。一九九〇年、文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させ、『翼のはえた指 評伝安川加壽子』で吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイスト・クラブ賞、『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞、『ロマンティック・ドビュッシー』でミュージックペンクラブ賞を受賞。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事。

「2018年 『ドビュッシー最後の一年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青柳いづみこの作品

ツイートする