周―理想化された古代王朝 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121023964

感想・レビュー・書評

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  •  本書は、諸子百家、斉の桓公・晋の文公ら春秋の五覇で知られる東周ではなく、宮崎市定によって「西周抹殺論」が唱えられたこともある西周に多くの頁を割き、著されている。
     作り話感が多く感じられた殷から時は流れ、裏付けの取れた史料も増え、後代の『史記』などに、どのように解釈が変遷していったのかが論じられていて楽しかった。

  • 中国の古代王朝「周」の実態について、西周期を中心に、『史記』等の伝世文献と、金文などの考古学的な最新の研究成果も併せて論じてあります。最新の研究結果を知ることができるのはありがたいですが、やや専門的すぎるというか(苦笑)。
    素人向けとしては、もう少し図版が多いと良かったのではないかと思いました。

    周は殷の政治制度をわりとそのまま踏襲していたということです。

    周公や王もうなどの名前が表紙に書いてありますが、そういう有名人のことはあまり触れられておりませんで、がっかりしました。

  • 難しすぎる

  • なんか読みにくかった。

  • 周という国は、建国時期・初期の文王・武王・周公、そして後半の春秋戦国時代はよく知られているが、前半の西周時代はほとんど知らなかったことを改めて感じる。この時代は「史記」が有名だが、それ以外に「春秋」「春秋左伝」「礼記」「竹書紀年」その他多くの文献があり、そして青銅器などに書かれた「金文」の解読など、これからも新発見に期待したい。「共和」という言葉が、この時代の11代宣王が即位するまでの空位記4年に2人の大臣の政務を語源とする言葉だという!「宋」国は殷の紂王の諸兄の子孫の国だった!宮城谷昌光の描いた世界が、いかに豊富な文献の研究に基づくものかを知り、感心した次第。

  • 中国の古代王朝「周」の実態について、西周期を中心に、『史記』等の伝世文献及び金文等の出土文献を駆使し、また、最新の研究成果も取り込みながら、明らかにしている。
    周王朝のキーワードは、「祀」(祭祀)と「戎」(軍事)であるとする。そして、諸公や儒家が再現しようとした周代の「礼制」が、西周期の実際の礼制とは異なる理想化された「創られた伝統」であったことを指摘している。
    周王朝の歩みを概観するのに優れた一冊だが、新書として必ずしも読みやすくはなかった。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記は控えさせていただきます。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=8352

  • 紀元前11世紀から前256年まで続いた古代中国の王朝である周。太公望や周公旦などの建国の功臣、孔子や老子といった諸子百家、斉の桓公ら春秋の五覇などが名高い。また、封建制や共和制など、周に由来するといわれる政治システムは多く、孔子ら儒家によって理想化されて伝えられてきた。では、その実態はいかなるものだったのか。近年、陸続と発掘される金文や甲骨文などの当時の史料から、王朝の実像を再現する。

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著者プロフィール

佐藤信弥

1976年兵庫県生まれ。立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員、大阪府立大学客員研究員。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(歴史学)。専門は中国殷周史。著書に『周――理想化された古代王朝』(中公新書)、『中国古代史研究の最前線』(星海社新書)、『戦争の古代中国史』(講談社現代新書)、『西周期における祭祀儀礼の研究』(朋友書店)がある。

「2021年 『戦乱中国の英雄たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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