沖縄問題―リアリズムの視点から (中公新書 2418)

著者 :
制作 : 高良 倉吉 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 145
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024183

感想・レビュー・書評

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  • 理想論でも現状肯定でもなく。
    理想と現実のジレンマ、ジレンマでもない行政のリアルも記述。
    理想とイデオロギーによることも捨てたくないけれど、今できることを進める姿勢ってやっぱり大切とくに行政マンにとっては。
    沖縄の問題は長い。いや沖縄問題でなく日本問題。
    最後の辺野古埋め立て承認に至るプロセスの章もリアルで良かった。あくまで考えるは法に適合しているかどうか。知事の「自然体で」という指示が印象的。いや全部を肯定するわけではないけれど。
    リアルにいま何ができるか、って視点は大事。

  • 沖縄県庁で実務に携わった当事者が筆を取り、極力イデオロギーを介入させずに沖縄の現在及びこれに至るまでの歴史を解説している。沖縄政策に携わる人間にとり必読の書。

著者プロフィール

琉球大学大学院人文社会科学研究科教授

「2010年 『東アジアの文化と琉球・沖縄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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