斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史 (中公新書)

著者 : 榎村寛之
  • 中央公論新社 (2017年9月20日発売)
3.57
  • (0)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :45
  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024527

斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史 (中公新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 本書は、飛鳥時代から鎌倉時代まで、天皇の代替わりごとに占いで選ばれ、伊勢神宮に仕えた未婚の皇女である斎王と、その住まいである斎宮について、特に斎王個人を取り上げることにより、その歴史を浮かび上がらせている。
    斎宮という現代ではなじみのない世界について手頃に知るにはうってつけの一冊である。
    他の古代発祥の諸システム(天皇、上皇、摂関など)と異なり、斎宮はなぜなくなってしまったのか、という問題意識とそれに対する答え(古代の日本「国」の成立とともに、それを象徴するものとして形成された「斎宮」制度は、中世の日本「地域」の成立とともに、終焉することとなった)も興味深かった。

  • 斎宮全体についてや個々人の斎宮についてなど章ごとに面白く読めた。
    突然の小説調はいったい…と思っていたら、あとがきに氷室冴子先生へのオマージュと書いてあって納得。
    個人のエピソード部分を読むだけでも面白い。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記は控えさせていただきます。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=10564

  • 東2法経図・開架 B1/5/2452/K

  • タイトルで購買意欲をそそられる(笑)

    私の中の斎王と言えば、例えば『伊勢物語』の密通事件であり、『狭衣物語』の源氏の宮(こちらは斎院だけど)の可憐なイメージ。
    聖女として、彼女たちはどんな働きをしていたのか、またどんなドラマがあったのか、気になって仕方がない。

    ただ、斎王ドラマに関してはやや読みづらく、第4章・第5章のまとめでもう一度全体が振り返られるので、そこからでも良いかも。
    あとがきには第2章からがオススメと書かれているので、人によりけり。

    天照大神と天皇を繋ぎしモノから、時の流れ、まつりごとの中で形骸化し、衰退してゆく。
    けれど、その儚さにしろ、嘆きにしろ、京の都から遠く離れた土地に築かれた小都市の中で隠れて生きる乙女の姿は、想像を掻き立てられる存在には違いない。

全5件中 1 - 5件を表示

榎村寛之の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史 (中公新書)はこんな本です

斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史 (中公新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする