植物のひみつ - 身近なみどりの“すごい”能力 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
4.05
  • (7)
  • (8)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 104
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024916

作品紹介・あらすじ

なぜウメはサクラより早く開花するのか、タンポポの茎はどうして空洞なのか、イネの根が水に漬かっても生きていられるのはなぜか、緑色のアジサイの花を見かけたら何に注意すればよいのか、ヒマワリはどこまで背が伸びるか、ジャガイモの食べる部分は根か茎か、バナナの皮は滑りやすいというのは本当か……学校や家庭でよく目にする植物10種の〈ひみつ〉を紹介し、身近な植物たちに秘められた驚きの能力を解説する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中学、高校の生物くらいの知識でも気軽に読める本だった。日本で身近な植物について多く扱っており、親しみやすい内容で、雑学が身についたように感じる。イネのひみつで、水の中で育てられるイネは根を伸ばす必要が無いため、重い稲穂を支えられないということが書かれており、水田の歴史的な発展の科学的根拠を得られたように思う。

  • 分かりやすい上に面白い。

  • 10の植物にまつわる『ふしぎ』とその『ひみつ』を分かりやすく説明してくれる楽しい本でした。
    じゃがいもは根じゃないとか(たしかにうっかり日に当てると緑色になる!)真夏の水田の水が抜かれて表面がひび割れるまで乾燥させられる理由とか、普段目にしているけれど特に気にしていなかったことにも色々と理由があることが分かります。
    植物の世界はひみつだらけでした。

  • 2019/6/22 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/4/27〜5/1

    田中先生の植物本。今回は身近に接している10種の植物、ウメ、アブラナ、タンポポ、イネ、アジサイ、ヒマワリ、ジャガイモ、キク、イチョウ、バナナに関するエピソードを学術的成果を交えながら、独特の文章で分かりやすく解説。高校で生物を履修している人なんか読むと良いだろうなぁ。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00260654

  • 身近な10の植物のふしぎとひみつに迫る。誰でも見たこと、聞いたことのある10の植物のふしぎ、身近すぎて気にならなかったが、言われてみれば、確かになんでだろうね?と感じるようなことを分かりやすく解説する。話題は植物学的な話にとどまらず、広く、テーマとなる植物のふしぎを紹介する。例えば、無洗米はどのようにできているのか…?なぜ田んぼは夏に水を抜くのか…?などなど。本に取り上げられた身近な植物に、より興味を持って接することとなるであろう。タンポポの綿毛を瓶の中で広げる実験は、子どもが喜びそうで、是非やってみたいと思った。

  • 本館開架(新書) [植物] [植物生理学]
    http://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26281959

  • 面白かった

  •  身近な植物の中に秘められた疑問点を「ひみつ」と称し、答えに戸惑う「ふしぎ」を解明するというスタイルで書かれている。一つ一つの問題点を明確に解説するのでとても読みやすい。時々植物学以外のふしぎにも言及するのが愛嬌で、筆者もそれを楽しんでいることが伺える。
     ひまわりは太陽の方向を向いて咲いているのではないとか、あじさいの葉をカタツムリは食べないといった私達がもっている常識の誤りを正してくれるのもおもしろい。
     

  • 東2法経図・6F開架 B1/5/2491/K

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1946年 群馬県生まれ
1976年 九州大学大学院博士課程修了(農業経済)、農学博士
1976年 群馬県勤務、県農業試験場研究員、県農業試験場農業経営課長、
県農林大学校農林学部長、県環境保全課長、県第一課長(企画課)、
県農政課長、県民局長、県理事兼農業局長を経て、2007年3月退職

「2018年 『老農船津伝次平の農法変革論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中修の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×