物語 アラビアの歴史-知られざる3000年の興亡 (中公新書 2496)

著者 :
  • 中央公論新社
3.56
  • (5)
  • (3)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 220
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024961

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先イスラーム期、南アラビア史の記述が中心。豊富な考古学資料をもとに詳述されているものの、初心者にも分かりやすく記述されている。

  • 蔀先生は30年近く前に大学での講義を受けたことがありまして、その時もエリュトラー海航海記を中心とした内容だったのでイスラム化前の状況が中心だったのは予想通りでした。それにしても史料の量の差とは言え、海岸部に話が偏ります。まぁインドと地中海を結ぶ貿易ルートから外れると史料が減るので仕方がないのですが。あと古代にはエチオピアがローマ、ペルシャに並ぶ大国だったということで、今度はエチオピアの歴史も確認したくなりました。

著者プロフィール

1946年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科教授等を歴任。専攻・アラビア古代史、東西海上交流史。著書『オリエント史講座』第3巻(共著、学生社, 1982)、『シェバの女王』(山川出版社, 2006)、『歴史意識の芽生えと歴史記述の始まり』(山川出版社, 2004.世界史リブレット57)、『エリュトラー海案内記 1・2』(訳註・平凡社東洋文庫、2016)『西アジア史1 アラブ』(山川出版社、分担執筆、2002)ほか

「2018年 『物語 アラビアの歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

蔀勇造の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×