平成金融史-バブル崩壊からアベノミクスまで (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 193
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121025418

作品紹介・あらすじ

バブル崩壊後、長期低迷にあえぐ日本経済。金融当局は何を考え、何を見誤ったのか。取材をもとに「金融失政の30年」を検証する。

感想・レビュー・書評

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  • 2020年42冊目。満足度★★★★☆ 新書としては非常に内容の濃い一冊。力作。一読推奨。

  • 題名どおり、平成の金融における流れ、事件が網羅的に記述されていて、当時を思い出しながら順を追って読むことができた。参考文献に拠るところも大きいのだろうとは思うが、当局関係者によく取材がされている。
    新書は本当に玉石混淆だけど、老舗の中公新書はやはり良質な作品が比較的多いのかなと思う。

  • 平成時代はバブルのピークから崩壊過程 金融失政の30年
    金融記者として、舞台裏のドキュメントに詳しい ex拓銀破綻前夜19971114-
    金融バブル処理を日本的に時間を掛けてやってきたが、
    結果的には「鬼手仏心」短期決戦が正しかったと思う
    ex現在のコロナ対策も同じ2020/04/30
    ソフトにずるずる長期化すると最悪の結果になる
    政治家は断行できない 官僚は全く出来ない 
    誰もリードせず底なし沼に落ちていく 

  • バブル崩壊からアベノミクスまでの政治経済状況と金融政策とそのインパクトを編年体で記述。多くのインタビューに裏付けられた記事だが、日銀関係者からの聞き取りにややバイアスがあるきらいがある。

  • 失われた30年に重なる平成の間、バブルの崩壊から度重なる金融危機を経てアベノミクスへと至る流れを時に利害の対立する当事者達の目線を交えて描いており、迫力がある。

  • バブルの後始末に失敗したところから始まり、黒田バズーカの失敗(あるいは中毒化?)までを関係者への取材を交えて振り返る。
    当時のニュースを見ていてもわからなかった裏面についての証言が盛り込まれているので、貴重な史料になりうる一冊。
     
    ただし、ニュースソースの秘匿がなされているので信憑性については評価が難しい。
    いまは無理でも数十年後には誰がどう証言したのかオープンにできると、この本の真価がわかると思う。さて、それができるのだろうか。

  • 「平成金融史」だけど「平成金融破綻史」の方がふさわしいかもしれない。本書に書かれた時代、既に働き始めていて、その頃のことを思い出しました。思えば平成の金融、特に金融行政は、初めて市場というものとの対峙を余儀なくされたのでしょう。本書の中でも有名な大蔵省証券局長が、別館で合宿して証券会社の破綻スキームを練って上機嫌で記者会見までやったものの、コール市場が干上がっちゃってあらら、という話なんかは象徴的でしょう。その中で、比較的市場を学んでいた日銀が、アベノミクスに絡みとられ、市場の機能を削いでいく姿はなんとも哀れで泣ける(特に白川総裁の辞任)。

  • 20190706- 0805バブル経済真っただ中から、その崩壊、経済不祥事から住専問題、不良債権問題と金融危機、公的資金、ゼロ金利政策から量的緩和、異次元緩和へ・・平成の金融史は激動と失政の連続、そして令和へと続く新たな金融政策と政治対応、行政の在り方を生み出してきているのだと思う。それぞれのトピックにおけるキーパーソンへの新たな取材による証言が新鮮。

  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=341160

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著者プロフィール

西野智彦
1958年、長崎県生まれ。慶應義塾大学卒業後、時事通信社で編集局、TBSテレビで報道局に所属し、日本銀行、首相官邸、大蔵省、自民党などを担当。主な著書に『検証 経済失政』『検証 経済迷走』『検証 経済暗雲』がある。

「2019年 『平成金融史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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