- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121025784
作品紹介・あらすじ
1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王(1926~)。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。ウィンストン・チャーチル、サッチャー、ジョンソンら十数人の首相が仕え「政治経験が長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して”お飾り”ではない。70年近い在位の間には、ダイアナの死をはじめ、数多くの事件に遭遇、政治に関与し、20世紀末には強い批判も受けた。本書はイリス現代史を辿りつつ、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。
感想・レビュー・書評
-
90代になっても女王として活躍を続けているエリザベス女王がどういう方なのか知りたいと手に取りました。
第2次世界大戦では入隊もし、結婚、25歳で王位につき、機密文書・外交文書にも目を通し、コモンウェルス(旧英連邦)の首長も務める。
お飾りではない、強く聡明な女王陛下の人生と、世界情勢が非常に分かりやすく解説されています。
特に「コモンウェルスの女王陛下」が勉強になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エリザベス女王の生前に綴られた、女王陛下の軌跡。女王陛下に何が起こり、そして、どうなさったのか…歴史や史実から知ることができる一冊。とても貴重な資料。
-
女王のことをリリベットと書き、即位した瞬間から女王に変える、変えるというか当然にそうなる。君塚先生の女王愛に打たれた。女王陛下、王たるものの在り方に感動した。
-
エリザベス女王がいるイギリスに絶対行きたい。
健康で長く在位して頂きたい。
読み終わってイギリス王室のインスタフォローしてしまった。 -
NETFLIXでエリザベス女王のドラマを見つけた。エリザベス女王の知識を入れておいた方がドラマを見るのに楽しいだろうと思い購入。
まだご存命のエリザベス女王の人生を振り返ることは、そのまま第二次世界大戦後のイギリスを中心とした世界の歴史を紐解くことにつながるということで、本の流れはイギリスの歴史とエリザベス女王の人生を一緒に追っていくようになっている。
まだ女王はご存命であるので、人物評価が難しく、史料も少ない中出版された本なので、ちょっと内容が淡々としていてダレるところは正直ある。
それでも、、上流階級に対して敬いの気持ちが昔と比べて薄れている今の時代で、王室が時代にあわせて変化していって国内外で受入れられている流れがよくわかる。
これから見るドラマもより楽しめると思う。感謝。
-
1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど16カ国の元首でもある彼女は、数多くの事件に遭遇し、政治にも関与してきた。イギリス現代史をたどりながら、女王の人生を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40288825 -
エリザベス女王の幼少期から、現在まで。王室を中心に、軽くイギリス史に触れつつ。
-
亡くなる前に書かれたエリザベス2世の伝記。
私の印象は、ダイアナ事件後のマスコミに叩かれていた悪いイメージだったが、この本に書かれているのは懸命にイギリスや他16ヶ国の女王として人生を捧げている姿だった。
政治的か知識や経験があるので、口を出したくなることもあるが、「君臨しても統治せず」を体現しているのはすごいの一言。
コモンウェルス(イギリスの旧植民地)に対する愛情、平等に接する態度は、首相ではできない、君主としてのみできると思うので、やはりなくてはならない存在だと思った。
ダイアナ事件後に支持率がさがったのにも関わらず、時代にそくして改革を行い、支持率を上げてきたのは女王の手腕があったからだと思った。 -
背ラベル:289.3-エ
-
エリザベス2世の治世に関わってきた各国の首相や側近の言葉からは、彼女が聡明でいかに国際社会で重要な役割を果たしていたかがわかる。形式的なコモンウェルスの紐帯なのではなく、コモンウェルスが「家族」であることを再認識したうえで、国家関係の緊張ですら解いてしまう。彼女の人柄の良さや君主としての尊厳がイギリスをも超えて保たれているのはそういった彼女の賢明さがあるからだと思う。普通の人には到底できない立ち回りであるし、今後ロイヤルの中でエリザベス2世を超える治世を作ることも難しい気がする。