台湾の歴史と文化-六つの時代が織りなす「美麗島」 (中公新書 (2581))

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121025814

作品紹介・あらすじ

「美麗島」と称される台湾に今も息づく独自の文化。その伝統は、一六二四年のオランダ統治以来、鄭氏、清朝、日本、国民党に至るまで、各時代の外来政権との関係によって形作られてきた。本書では、四百年におよぶ歴史が織りなす文化の多様な魅力をひもとく。街路に残る古跡や廟、人々に愛される名物料理、信仰と祭りなど、台湾をより深く楽しむための予備知識を豊富にまじえながら、知られざる島の実像を活写する。

感想・レビュー・書評

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  • 街路に残る古跡や廟、人々に愛される名物料理、信仰と祭り…。台湾の文化は、各時代の外来政権との関係によって形作られてきた。激動の台湾を生きた人々の視点から、多様な文化の魅力を活写し、400年におよぶ歴史をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40288743

  • ふむ

  • 台南についてますます興味が湧いてきた。人名が出てくるので、その方がについてもより知りたくなる。次は客家について書かれているものを読んでみたい。

  • 歴史、文化、宗教、地理が非常にわかりやすく書かれていて多くの学びある。
    『ときに人がすれ違うに困難なほど狭い路地がある。「九曲巷」や「模乳巷」(胸が触れ合うほどの狭さの路地)といった名称も楽しい。』などちょっと笑える知識も手に入る。
    巻末に次に読むべき本が綺麗に分類されて紹介されているのもありがたい。

  • 台湾史の1冊目としてよむ入門書・・・ではなかった。文学者の目線から時代を追っていこう、という歴史番組?のような内容。

  • 戦前の台湾の歴史を民俗、風土、伝統宗教、
    少数民族などに着目してまとめてある。

    台湾に一度行ってみたいなと思って
    手に取ったものだったが、もう、全然知らないこと
    ばかりで申し訳なることばかりだった。

    恥ずかしながら、屋台の料理がおいしくて、
    あとかき氷やタピオカとか、あと親日らしい、
    ぐらいしか知らなかったので、日本統治時代や
    太平洋戦争の時の徴兵など、え~!?と思うこと
    ばかりだった。よくこんなんで親日してくれてますね
    台湾さん。後藤新平が割と近代化頑張った感じですか?

    昔の民俗学者や文豪の小説などから引用されていたり、
    少数民族にフォーカス当てられていたり、
    ちょっと他の台湾の歴史書とは毛色が違うみたい。
    正直台湾の歴史の入門書って感じでは無いと思う。
    しかし新書で読みやすく、興味は大いに湧いたので
    これを機に他の台湾史も読んでみたいと思わせる
    内容だった。また読み返したい。

  • 友人から拝借。やっと読み終わった。白色テロを生き抜いた人の本やインタビューを4冊読んだので楽しく読めるかと思ったけれど私には理解し辛い本だった。歴史というか日本人の民俗学者が居たことはわかったかな。「歴史と文化」という題名ほど内容は濃くないのかも。巻末の図書案内は有難い。数冊読んでみたいと思う本があった。ただ、これ持って台湾旅行する人は既に台湾通だと思う。残念ながら友人からの贈呈でなければ最後まで読むことはできなかったと思う。

  • 台湾の歴史に多くの日本人が関わっていたことが分かり 地域の歴史もよく分かりました

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2581/K

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著者プロフィール

1973年兵庫県生まれ。関西学院大学法学部・言語コミュニケーション文化研究科教授。早稲田大学第一文学部中国文学専修卒業、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化コース博士課程修了、博士(学術)。台湾南台科技大学応用日語系専任講師、近畿大学語学教育部准教授・同文芸学部准教授を経て、現職。専門は日中比較文学・台湾文学。著書に『文学の誕生 藤村から漱石へ』(講談社選書メチエ、2006年)、『郁達夫と大正文学〈自己表現〉から〈自己実現〉の時代へ』(東京大学出版会、2012年、日本比較文学会賞)、共著に『ドラゴン解剖学・登竜門の巻 中国現代文化14講』(関西学院大学出版会、2014年)、共訳に『台湾熱帯文学3 夢と豚と黎明 黄錦樹作品集』(人文書院、2011年)など。
(本データはこの書籍が刊行された当時のものです)

「2019年 『台南文学の地層を掘る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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