最後の審判 終末思想で読み解くキリスト教 (中公新書 2708)

  • 中央公論新社 (2022年7月20日発売)
2.92
  • (1)
  • (3)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 137
感想 : 17
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784121027085

作品紹介・あらすじ

世界の終末に神が人類を裁くことを「最後の審判」という。キリストが再び来臨して、天国で永遠の命をあずかる者と地獄へ堕ちて永遠の苦しみを課される者を振り分けるのである。西洋の人々にとっては、希望の証であると同時に恐怖の源でもあった。本書は、このキリスト教の重要主題をわかりやすく解説する。死後の世界はどうイメージされたか。罪は誰が裁き、どんな罰が与えられたか。多くの図版とともに読み解く。

みんなの感想まとめ

死後の世界や人間の裁きについて深く掘り下げた本書は、キリスト教の重要なテーマを多彩な絵画とともに解説しています。各章では、あの世の地勢図や裁きと正義、罪と罰、復活といった概念が取り上げられ、読者は西洋...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「最後の審判」に付随するさまざまなテーマ(裁き・正義・復活など)について,複数の絵画と解説を組み合わせて論じた本。

  • 【請求記号:191 オ】

  • ・西洋の文化や思想を深く理解しようとするなら、キリスト教についての知識を欠くことはできない。しかも、護教論的で教権主義的な議論に陥らないためには、異端とみなされてきた考え方や、外典や偽書とされてきたテクストにも等分の注意を払う必要があるだろう。

  • キリスト教において重要な主題である最後の審判を中心として、死後の世界、正義、罪と罰、復活といった要素がどのように解釈され描かれてきたかを解説する。キリスト教が古いものを取捨選択し、異端を退けながら権力を確立していく過程が文学や美術作品を通じて表現される一方、批判や風刺もまた作品の中に見て取れる。当時の人々、特に教養を持たない人々は「最後の審判」に何を思っていたのだろう。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000058744

  • ふむ

  • キリスト教徒ではないし、キリスト教にも詳しくないので、「最後の審判」の意味するところも全く知らない。そんな状態で読んでみました。

    最後の審判を理解するために、まずは死後の世界の地勢図の解説から入り、裁きと正義、罪と罰について、そして、最後の審判の後にもたらさられる復活について説明されます。

    原始キリスト教の時代からルネサンス期の聖書や外典などのテクストや美術作品を参照しながら、論説が進みます。

    図版が多くて、割とすらすらと読み進めたけれど、キリスト教に関する基礎知識がなさすぎたのか、印象に残った事柄が少なかったので、星2つの評価としました。

    キリスト教世界では、死んだ後、すぐに天国や地獄に送られるわけではなく、最後の審判を待つ間、一旦止め置かれる場所があるとは面白いですね。

    ダンテの『神曲』を多く参照されていて、『神曲』の概要を知りたくなりましま。

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2708/K

  • 『最後の審判』についての解釈を歴史からよりわかった

  •  最後の審判って、訳がわからないし、キリストが復活したという聖書の記述も信じ難い。だが世界中で最も流行しているキリスト教が、死後の復活を信じている。それを信じる理由を知りたくて、この本を読んでみたが、復活するりゆうはわからなかった

  • 世界の終末にキリストが再び来臨し、天国へ行く者と地獄へ堕ちる者を振り分ける。「罪」「罰」「裁き」の根幹をなす重要主題を読む。

全12件中 1 - 12件を表示

著者プロフィール

岡田 温司(おかだ・あつし):1954年広島県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。専門は西洋美術史・思想史。著書『モランディとその時代』(人文書院)で吉田秀和賞、『フロイトのイタリア』(平凡社)で読売文学賞を受賞。ほかに、『人新世と芸術』(筑摩選書)、『反戦と西洋美術』(ちくま新書)、『西洋美術とレイシズム』(ちくまプリマー新書)、『天使とは何か』(中公新書)、『キリストと性』(岩波新書)など著書多数。訳書にアガンベン『書斎の自画像』(月曜社)、『事物のしるし』(ちくま学芸文庫)、エスポジト『近代政治の脱構築』(講談社選書メチエ)などがある。

「2026年 『アガンベンの思想圏 越境する哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田温司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×