「美味しい」とは何か-食からひもとく美学入門 (中公新書 2713)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 218
感想 : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121027139

作品紹介・あらすじ

あるものを美しい、醜い、などと評価するとき、私たちは何を考えているのか。評価を下すのに用いる「センス」とは。こうしたことを考える学問が美学だ。本書は、絵画や音楽ではなく、身近な食事から美学の扉を開く。「美味しい」「まずい」という評価は人それぞれ? レビューサイトの情報があると純粋に食事を楽しめない? 美食の感動は言葉にすべきじゃない? そもそも料理は芸術か? やさしくも奥深い美学入門。

感想・レビュー・書評

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  • 味には五感すべてが働く

    対象が持つ価値と 経験が持つ価値

    味を文字通り表す言葉は少ない

  • 美味しい、まずい、という評価はただの好き嫌い? 余計な情報があると純粋に食事を楽しめない? 食をテーマにした斬新な美学入門。

  • 【請求記号:701 ゲ】

  • これは個人的に素晴らしく勉強になった。

  • [鹿大図書館・冊子体所蔵はコチラ]
    https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC16395019

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC16395019

  • <目次>
    第1章  五感で味わう
    第2章  食の評価と主観性
    第3章  相対的な客観性
    第4章  知識と楽しみ
    第5章  おいしさの言語化
    第6章  芸術としての料理

    <内容>
    美学者による、食の哲学化と呼べばいいのか、ただ「美味しい」ではいけないらしく、小難しく説明が続く。そして結論は、「食」が芸術ではない、味の感想に客観性はない、という感じだった。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000058924

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著者プロフィール

1985年生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科講師。著書に『悲しい曲の何が悲しいのか:音楽美学と心の哲学』(慶應義塾大学出版会 2019)、『知覚と判断の境界線:「知覚の哲学」基本と応用』(慶應義塾大学出版会 2017)他

「2022年 『談 no.125』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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