デザイン経営 各国に学ぶ企業価値を高める戦略 (中公新書 2847)

  • 中央公論新社 (2025年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784121028471

作品紹介・あらすじ

消費者調査をどんなにしても、人々が気付かない未来のニーズを掘り起こすことはできない。
だがデザインにはそれが可能だ。
デザインプロジェクト中心の企業経営を進める、アメリカ、イタリア、中国、韓国、北欧、そして日本の先進的な企業を紹介。
アパレル、インテリア、家電、自動車など、さまざまな業界のデザイン経営の事例をあげながら、デザイン経営の類型と特徴を解説し、日本の進むべき道を提示する。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

デザイン経営の実践とその多様性を探る本書は、アメリカ、イタリア、中国、韓国、北欧、日本の先進企業の事例を通じて、各国のデザインアプローチの特徴を明らかにしています。豊富な事例とわかりやすい図解が、デザ...

感想・レビュー・書評

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  • 事例が豊富で図解がわかりやすかった。
    一概にデザイン経営といっても様々なアプローチかわあることがわかった。

    デザインプロジェクトのタイプに国別の傾向があり、そこに社会的・文化的な背景が紐づいていることも興味深かった。

  • トム・ケリーの「発想する会社」を読んだのは今世紀になってからか…それ以来IDEOに対する尊敬はずっと続いています。個人的な思い出もいろいろあるけど、それはさておき「デザイン経営」というストレートな書名に、これは読まないわけにはいかない、ということでチェックしました。イノベーションの方法論として、この言葉を使う書籍はあったような気がしますが、シンプルにタイトルとして見たのは初めてです。ただあとがきにあるように本書が「失われた30年を取り戻すための処方箋」だとしたら「発想する会社」の時点から日本の経営はあまり動いていないのかもしれません。それが成し遂げられなかった歴史的要因についての著者の視点をいつか読んでみたいです。タイムラインという横軸は置いておいて、本書の優れているところは各国の「デザイン経営」の特徴を詳らかにしているところです。それこそIDEO流のDESGIN THINKIGNGではなく各地の歴史、風土、産業構造に根ざした「デザイン経営」の多様性の存在を知りました。それを「工学的思考」「工業デザイン」「デザイン思考」「工芸(クラフト)」の4つのキーワードから選ばれる3つの円のバランスで分析する手法が鮮やかでした。IDEO出身の深澤直人が現在、日本民藝館の館長も兼ねている意味がわかったような気がしました。そういう意味で工学設計とデザイン施工に注力した米国型に分類される日本のデザインプロジェクトが、美しいかたち重視のイタリア型、クラフト重視の北欧型、バランス重視の韓国型、工学的設計に特に注力した中国型、いずれにも展開しうる可能性と、逆に型を持たない道程の遠さを感じました。一気読みだったので、もう一度ゆっくり読みます。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/581110

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000075629

  • ふむ

  • 将来のビジョンを打ち出し設計をしていくことの重要性は、製品開発にとどまらずサービスや制度、環境デザインにも通じるので、そこまで話を広げてほしかった。

  • 配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01437573

  • デザイン経営という考え方について、グローバル企業の具体的な事例を通して学ぶことができた。商品の購買や満足感には空間と調和するデザインが持つ力が大きく、それが企業価値の長期的な向上につながることは納得に値した。バルミューダやダイソン、イケアに現代自動車と、世界中で成功しているデザイン経営の事例を見ると、CDOと呼ばれるようなデザイン責任者が会社の指揮を取れる仕組みだと機能する。アップルではティムクックがCEOになってからは、デザイナーが好きな製品を追求できる環境が無くなったことが近年のアップルの停滞につながってるとされる。今はApple Watchや新しい製品を通して、デザイン的な製品の価値を再創造している段階である。また、日本は視覚公害に汚染されているという指摘も尤もである。本当に心の底から、日本の街並みは美しいと思ったことがたるだろうか?もちろん京都や金沢、熊本や松山、郡山や渋川など、日本中に残ってる市街が美的景観を備えている事例もあるが、多くの日本の街は、看板広告や電柱、電線、ガードレールや乱雑なコンクリート道路、建物屋上の室外機など、見るに絶えない残念な視覚公害が乱立している。これは、ジャパノロジストのアレックス・カー氏に、「日本は近代化に失敗した国」という評価を言わしめている。これからの日本は、高付加価値、高デザインの製品に注力し、再び輸出大国に名乗り出ることが必要である。

  • 【請求記号:501 コ】

  • 東2法経図・6F開架:B1/5/2847/K

  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/728449

  • デザインが経営にもたらす価値を各国の事例をあげながら述べている。
    ただし、ほぼ全編を通じてものづくり企業の話と事例で占められている。3章は「IT技術でユーザーに寄り添った問題解決を行うーアメリカ」としてテスラ、IBM、Appleを事例に挙げてデザイン思考やUIデザインにも触れているが、結局ハードウェア開発のはなしに着地しておりデザインの価値が逆に矮小化されているのが残念。
    著者の研究者としての興味関心がものづくりにあるのでしょうね。

  • デザイン経営という、抽象的な概念を扱った本なので、難しかったです。
    デザインに注力することで好業績をあげている企業があって、それらの企業事例を紹介しています。
    この本では、デザインと言っても3つの種類があるとしています。
    a. ビジネス上の問題解決
    b. 最終製品の「かたち」の決定
    c. 工学的設計
    この3つが様々な意味で用いられる、ということだそうです。
    イタリア、米国、中国、韓国、日本、北欧のいろいろな企業を紹介しています。

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著者プロフィール

小山 太郎(コヤマ タロウ)
中部大学講師
中部大学講師(研究推進機構講/経営情報学部/全学共通教室)・早稲田大学ビジネススクール非常勤講師。専門はラグジュアリーマーケティング、製品開発論。1969年生まれ。93年早稲田大学政治経済学卒業、95年同大学大学院経済学研究科修士課程、2006年同大学大学院商学研究科博士課程修了。同年より現職。

「2014年 『グッチの戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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